- 本 ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101131139
感想・レビュー・書評
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★2.5かなぁ。
リズム感が終始合わないまま終了、といった感じ。
最近この作家のエッセイをちょっと集中的に読んどる訳ですが、どうもピタリと来ない。『楡家の人びと』の作家とはちょっと思えないんですよなぁ、正直申し上げまして。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
教育界などで「生きる力」などと云われて久しいけど、
天邪鬼なボクは、「ゆとりを持ちなさい」なんて云われると
逆に余計に緊張しちゃう…ま、そうした時代に
学校生活を送ったことなどないのだけれど…
どんなふうに過ごしていたって、どこかしら
生きにくさなんてものは感じられるんだろうし…
あ、そうか…もしかすると、あくびって、
きっと「生きる力」につながるんだろうな、と思ったのです。
本書の著者は、特有の自虐的な云いまわしをしてるけど、
それが心地よくも感じられるのは、肩ひじ張らず、
ことさらリラックスしようなどとも思わず、
ふわりとあくびをすることっていいよね…って…
そんなことを、小さな小さな文章の重なりの狭間に、
そっとそっとしのばせてあるような一冊なんです。
みんな懸命に生きてますよね…でも、あくびだって
思わず出ちゃうでしょ? だから生きてるって素敵なんです! -
企画コーナー「追悼- Steve Jobs・北杜夫」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/11/1-12/22まで】
湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1235933 -
佐々木侃司さんのイラストに惹かれ、
思わず買ってしまいました。
北杜夫さんの作品を初めて読みました。
髪の毛で作った醤油の話や、
バナナの皮で転ぶことへの考察、
などなど、面白いことは色々ありました。
文章も洗練されています。
佐々木侃司さんのイラストとのマッチもいい味出しています。 -
なんだかおかしい現実とのズレの感覚を作品化した「第三惑星ホラ株式会社」「少年と狼」「活動写真」などの物語。なまけものとかホラ吹き人間へのやさしい共感、沖縄紀行、医学生時代、そして精神科医としての体験を記すエッセイなど―著者の人間そのものから表われるユーモアと深い洞察によって描かれた、初期短篇とエッセイを収録する、北杜夫の不思議な世界。
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