黄いろい船 (新潮文庫 き-4-18)

  • 新潮社 (1978年1月1日発売)
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  • 本 ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131184

感想・レビュー・書評

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  • ユーモア小説ではない、シリアスな方の北さんの短篇集。

    特に印象に残ったのは「こども」
    愛さなければという思いと、そうできない葛藤。増してゆく不気味さ。
    いったいこの子は何者なのだという疑念。
    作者の医師の一面がちらり垣間見えた作品でもありました。

    表題作の「黄いろい船」は、失業中、ぐだぐだとすごしながらも飛行船に思いをはせる話で、他の4編と全く違った味わい。
    肩の力の抜けた感があって、どこかほっとしました。

  • 企画コーナー「追悼- Steve Jobs・北杜夫」(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。
    展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2011/11/1-12/22まで】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1235945

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著者プロフィール

北杜夫
一九二七(昭和二)年、東京生まれ。父は歌人・斎藤茂吉。五二年、東北大学医学部卒業。神経科専攻。医学博士。六〇年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化。同年『夜と霧の隅で』で第四三回芥川賞受賞。その他の著書に『幽霊』『楡家の人びと』『輝ける碧き空の下で』『さびしい王様』『青年茂吉』など多数。『北杜夫全集』全一五巻がある。二〇一一(平成二三)年没。

「2023年 『どくとるマンボウ航海記 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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