マンボウぼうえんきょう (新潮文庫 き 4-19)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101131191

感想・レビュー・書評

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  • ホラー/SFの息抜きにパラパラと読んでいた1冊。はじけ切っていない北杜夫の、まあまあのエッセイ。この人、面白くないエッセイに当たると、医局の愚痴ばっかりで読んでいて辛いので。

    「ぼうえんきょう」という割には、旅行に待つわる話はほんのちょっと。醍醐味である船医時代の話もほとんどない。数少ない中から、マカオやパラオの話と母親との旅行の話はどこかで読んだなあ。そっちのほうが面白かった気がする。

    その他の話も含めて、いろんなエッセイの元ネタまたは使い古しのエッセンスだけというものが多く、例えば野球の話なら、阪神が連敗してグギゴギと歯ぎしりして寝込むような、すっ飛んだものもなかったので、まあ好きな人は読めばいいよね、というもの。「鬱で書けない」という話が少なかったのは、何よりも救い。

    旧仮名使いをやめた話は面白かった。

  • この本は、短編小説がいくつかとエッセイがいくつかをいっしょくたにした本である。

    こういう形態の本は結構めづらしいのでわないかと思う。

    しかし、中身はそう面白くわない。

    やはり「寄せ集めた」という感じが随所にする。
    筆者によると、書いた時期にもかなりの新旧があって、なんともまとまりのない本になってしまっている様子だ。

    北杜夫のマンボウならならばなんでも良い、というわけはないのであった。

    おしまい。

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プロフィール

1927年東京都生まれ。54年、『幽霊』を自費出版。60年、『どくとるマンボウ航海記』が大ベストセラーとなりシリーズ化し、作家に転身。同年、『夜と霧の隅で』で芥川賞、64年、『楡家の人びと』で毎日出版文化賞を受賞。著書に『さびしい王様』『輝ける碧き空の下で』などがある。

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