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本 ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784101131641
作品紹介・あらすじ
偉大な父・斎藤茂吉の歌。憧れ続けた文豪トーマス・マン。遠藤周作、辻邦生、埴谷雄高、手塚治虫、谷内六郎……もう会えぬ友への切ない想い。まだ見ぬ国を夢見た青春の日々。『楡家の人びと』『夜と霧の隅で』『船乗りクプクプの冒険』『どくとるマンボウ航海記』など数々の名作の自作解説。八十四年の人生で出会った喜びと輝きを描く、永遠の文学青年・北杜夫の名エッセイ四十五編。
感想・レビュー・書評
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北杜夫が亡くなって何年になるのか。
本を買い始めて、すぐに手に入れた文学者の本は、「どくとるマンボウ昆虫記」と遠藤周作の、「ぐうたら生活入門」という本で、当時どくとるマンボウ、狐狸庵先生は僕の唯一知っている現代作家だった。
二十代の半ばには、もう北杜夫は読まなくなってしまったが、最近またポツポツと読んでいる。
遠藤周作もそうだが、既に絶版になっている文庫の中に面白い作品が沢山あるのにと、今更思う。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
北杜夫への期待値が高かったせいか、まぁ普通のものかなぁ。
もしかすると長旅でなければかなり物足りないものかもしれませぬ。 -
冷静な純粋さを持ち,それが時に稚気となって日常に顔を出すが,それを許容する人柄は幼児期の家庭環境で構築されたのかも知れない.その純粋さが感受性を研ぎ澄まし,日常を観察する眼が鋭い.それら全てが,この愛すべき人柄を形成しているのだろう.
著者プロフィール
北杜夫の作品





