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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784101132334
感想・レビュー・書評
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広瀬隆原発シリーズ
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著者の原発の危険性を告発する姿勢には共感するが,どこまでが正しく,どこからがプロパガンダなのかがよくわからない。著者のいうとおりなら,首都圏もすでに放射能汚染がされているように思うのだが,そのようにはなっていないようだ。
しかし,原発の地震に対する脆弱性を30年近く前に指摘をしておいたことはやはり評価すべき。著者の著作には常に「非科学的」という批判が寄せられているようだが,逆に科学者たちは,現実に起こりうる今回の福島原発の事故の可能性に警鐘を鳴らし得ていたか。「想定外」といって済ますのか。人間としての誠実さが問われると思う。広瀬氏を批判するならそこから始めなくてはならないのではないか。
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