新版 最後の話 死の灰と世紀末 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1994年1月1日発売)
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  • 本 ・本
  • / ISBN・EAN: 9784101132358

感想・レビュー・書評

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  • 地球温暖化Co2対策や原油値上がりの中で、地震による柏崎刈羽原発の脆弱性への懸念もあるが再び「原発回帰」へ世界が動き出そうとしているようだ。
    日本は現在55基が稼動し、年間5000万Kwを原発が発電している。今また環境汚染・温暖化防止の美名の下で事実と情報公開のないまま原発促進が是認されようとしている。なんという愚かさなのか!敦賀原発には地下に活断層が新たに発見され・・耐震基準の見直しなどが後手後手に騒がれている。
    ★ところで、この本は13年前に新潮文庫で出版された、広瀬 隆著の文庫本だが・・広瀬氏が指摘している、既に、欧米先進国すべてがその危険性や経済性、技術的困難から、放棄している、地震脆弱地盤の青森県六ヶ所村、核燃料リサイクル・再生処理工場や、未だに敦賀原発に鎮座し、2兆円近い投資をしたまま、猛毒のプルトニウムを制御棒で寝かしつけている「高速増殖炉:モンジュ」など・・について、13年を経た現在も何一つとして解決、情報公開されているとは思えない。モンジュだけは稼動を許してはいけません!その愚かさが世界の笑いものになるでしょう。
    地球温暖化?を救う原子力発電???いかがわしい作為を感じてしまいます。個人的にはあのゴアを信じたいのですが・・
    世界で唯一の被爆国が世界で一番愚か?な高速増殖炉を、核廃棄処理、再生工場環境破壊・・危険性問題を不問、放置のまま最大級の危険を国民に明らかにしないまま、マスコミもこれを放置している。塩化ナトリウム、水爆発で恐怖のメルトダウン寸前を見た・・欧米・フランスなどは、日本をオダテテ世界で一番危険で困難な高速増殖炉、実験・稼動を押し付けようとしている。地球温暖化対策と石油依存脱却から・・再度・・原発を活用!?など、どこかのゼネコンが高速道路やグリーンピアで儲けた話の再来と同じだろう。
    ★国策レベルでエコによる太陽光・風力・潮汐発電を推進すべきであるにも関わらずだ。
    ★自民党の「河野太郎議員」が正常でまともなBlogでこの、原発と核燃料リサイクル問題について語っている。大手マスコミが
    何故取り上げないないのか不思議です。
    URL:
    http://www.taro.org/blog/?s=%E3%82%82%E3%82%93%E3%81%98%E3%82%85

    ★独立法人 日本原子力開発機構もんじゅ
    URL:
    http://www.jaea.go.jp/04/monju/index.html

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著者プロフィール

京都府生まれ。1986年、京都府立大学文学部卒業。
1991年、大阪市立大学大学院臨床心理学分野後期博士課程(単位取得退学)。2006年、ISAP (International School of Analytical Psychology), Zurich修了、ユング派分析家。
現在、帝塚山学院大学人間科学部心理学科教授、北大阪こころのスペース代表、臨床心理士、公認心理師。

共著書に『キーワードコレクション カウンセリング心理学』、『現代社会と臨床心理学』、『心理療法ハンドブック』、『心理臨床大事典』ほか。共訳書に『ユングの世界』。

「2021年 『セラピーと心の変化』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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