蒼い乳房 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2007年10月30日発売)
3.08
  • (0)
  • (4)
  • (18)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 58
感想 : 11
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101132532

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集らしい短編集。

  • #bookoff

  • 雑誌やネット、アンソロジーに発表された短編を採録した文庫オリジナル。
    「海猫」の薫の少女時代を描いたものや「アイ・アム・ア・ウーマン」の外伝的物語も収められていてお得感があった。
    他にも意外な真相が隠されている「ヒトリシズカ」や夫婦のある一夜を切り取った「娘の誕生日」など、静かな余韻の残るいい短編が多くて、久々に気に入った短編集である。
    少女を主人公とした物語も多いので、初期の作品を読んだことがなかった私としては新鮮な感じがした。

  • 久し振りに短編集を読みました。

    WhiteLoveと言う短編が面白かったー。
    恋すると、胸ギューってなるよなぁ。

  •  ★☆☆
    『夜のほとり』『雪はどんなもの?』『White Love』『キャメルのコートを私に』
    『サボタージュ』『キャンプ』『赤い靴のソウル』『娘の誕生日』『ヒトリシズカ』『蒼い乳房』

    (2008.04メモ→2010.04ブクログ)

  • 十作品がラインナップされた短編集。
    「海猫」の主人公が大人になる前を描いた、
    表題作「蒼い乳房」は、
    本編を読んだ後の方がしっくりくるだろう。
    色をタイトルに使った作品が多いが、
    どれもサラッとしすぎていて、
    私には強烈な色彩が浮かばなかった。

  • 著者自身が選んだ10作品からなる短編集です。
    生きるってことは不自由なものですね。ひとを愛するってことも、そうかもしれません。いろんなしがらみに絡めとられて、いつしか純粋な愛を見失ってしまいます。それでもやっぱり、好きにならずにいられない。。。。。ひとそれぞれが抱える孤独は、埋めようがないのに・・・・・・。

  • 短編集。「海猫」の薫の少女時代を描いた表題作の他に、北海道を舞台にした作品が続く。ジンギスカンが食べたくなる。。

全11件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1962年北海道生まれ。北海道大学農学部卒。’90年『結婚しないかもしれない症候群』で鮮烈なデビュー後、’91年に処女小説『アクアリウムの鯨』を刊行する。自然、旅、性などの題材をモチーフに数々の長編・短編小説を執筆。紀行、エッセイ、訳書なども手掛ける。2003年『海猫』で第十回島清恋愛文学賞を受賞。

「2021年 『半逆光』 で使われていた紹介文から引用しています。」

谷村志穂の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×