雄気堂々(上) (新潮文庫)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133034

感想・レビュー・書評

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  • 2014/03/12

  • 渋沢栄一の半生を描いた本。
    上巻は討幕まで描かれていた。

    何事にも一生懸命に取り組み、世のため人のために討幕を掲げていたが、ひょんなことから徳川慶喜に仕えることになった。
    死を覚悟してまで討幕を決意していた栄一が、目まぐるしく変化する世の中に合わせて自分の考えを柔軟に変化させ、使えた先で一生懸命働く様が格好よかった!

  • 僕の大好きな渋沢栄一の小説です。
    農民から立身出世して大成していく姿は秀吉に通じます。
    最近歴史小説は戦国時代から幕末明治に興味が移ってます。
    やっぱり人の生き死によりもいかに政治的に勝ち抜くかという方が現代に通じます。
    自分で仕事を作って上に認めてもらっていく姿は見習わないといけません。

  • 面白かった!!
    上巻は、渋沢栄一の尊王攘夷の志士から一橋慶喜への士官、パリ留学、静岡藩での商工会議所での設立から、大蔵省への出向までが描かれている。
    ⚪️渋沢栄一自身の現代で言えばキャリアの選択、誰に仕えるかという視点が、自分の「ポジション」を踏まえつつ現実的に理屈的に考えているのが印象的。
    ⚪️また、特に一橋慶喜へ仕えたあたりから人をうまく使う点、さらに会計を重視する点等、のちのちの財政家、実業家へと育っていく視点がやはり印象的。
    ⚪️幕末をこれまで、倒幕派の長州薩摩、佐幕派の新撰組から見ることは多くあったが、一橋慶喜から見ることは今回が初めてだったので一橋慶喜の家臣も含め、一橋慶喜の先見性、知略をうまく学ぶことができた。

    下巻も楽しみである。

  • 一人の農夫の視点から始まる、多くの事業を手がけた渋沢栄一の生涯の本。
    幕末から明治まで「あぁ、こんな時代であったか」を感じることのできる小説です。
    それにしても金をやる(寄附)ならきちんと成果を出す、という考えは本当にそのとおり。

  • 明治維新前後の薩長土肥や会津、新選組等メジャーどころ以外の視点、且つ経済的視点から描いた視点が面白く、又、渋沢栄一という日本の経済界の偉人を描いており、もう少し早く読めば良かったとも思う。

  • 渋沢栄一の前半生が描かれている。
    登場人物等は、どこまでが実在の人なんだろう?

  • 日本経済の礎を築いた渋沢栄一を、経済小説の分野を確立した城山三郎が描いた作品。

    農夫から攘夷の志士となり、幕臣、新政府の官僚を経て日銀の総裁となる。日本の資本主義の父とも言える人。

    一筋縄ではいかない時代をその才覚で生き抜き、自身の富を築くよりも国の繁栄を願うその姿は奇跡のように思える。
    今の時代にこんな才覚を持った人がいるのだろうか?

    なにかしらの仕事に携わる社会人、男性女性問わず読んで欲しい。
    読み終えたとき、視野がひらけたような感覚を感じると思う。

  • 日本の資本主義の父、渋沢栄一の伝記小説。
    上巻は激動の、幕末から明治時代の幕開けまで。

    「八百万の神が知恵を出しあって」スタートした明治時代のほうに目がいきがちだけど、江戸時代の終わり方にも注目したい。賢候 慶喜の元で渋沢栄一が働いていたことを知りました。この二人の出会いがもたらしたものは相当なものがありそう。
    下巻も期待。

    Feb, 2014

  • 城山の代表作。
    渋沢栄一の一生をおってゆく。それにしても激動の人生を送っている。

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著者プロフィール

城山三郎(しろやま さぶろう)
1927年8月18日 - 2007年3月22日
愛知県名古屋市中区生まれ。大日本帝国海軍に志願して入隊し、特攻隊の部隊に配属されたが、訓練中に終戦となった。東京産業大学(一橋大学の前身)を卒業後に1963年までは大学講師を務めながら作家活動を続けていた。経済小説を一ジャンルに格上げした先駆者のひとり。伝記小説、歴史小説も多い。
1957年に『輸出』で第4回文學界新人賞、1959年『総会屋錦城』で第40回直木賞、同年『落日燃ゆ』で吉川英治文学賞と毎日出版文化賞、1996年『もう、きみには頼まない 石坂泰三の世界』で第44回菊池寛賞をそれぞれ受賞。2002年に朝日賞を授与される。
代表作としては上記作品に加え、二度テレビドラマ化された『官僚たちの夏』、妻との想い出を描いた遺稿のエッセイ『そうか、もう君はいないのか』、よくタイトルが人物評としても用いられる、『粗にして野だが卑ではない』が挙げられる。

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