毎日が日曜日 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 531
レビュー : 64
  • Amazon.co.jp ・本 (656ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133102

感想・レビュー・書評

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  • 題名だけを見てどんなに楽しい小説だろうと予想したらそれは見当違い。社名に奮闘する大商社社員のそれぞれを書く。
    毎日が日曜日の意味は主人公が閑職とも見られそうな日本のある都市の支店長を拝命することからきている。が、実際には組織の板挟みの中でそんなことを感じる余裕は全くなし。海外生活が長く日本に馴染めない家族も悩みの種となる。
    主人公の転勤を嘲る同期社員、会社生活にピリオドを打つ先輩社員も、主人公の対比となりそうなのに順風満帆とは行かない。
    時代設定が今より古いという反論はありそうだが、会社勤めのジレンマを描いた小説。

  • 会社人生に於いて、誰でも「ないものねだり」をしながら日々を送り、日々悩んでくよくよしていることですらある意味幸せだと考えさせられた一冊。働き方に正解は無いし、会社での評価=その人の評価でも無い。会社で理不尽な事があった時に読み返したい一冊。

  • 昭和51年に刊行された経済小説。
    もう35年くらい前に書かれたものなのに色あせない面白さ。

    日本の総合商社を舞台に、海外赴任、家族、教育、定年、出世競争といった様々な問題が盛り込まれている。
    人間がしっかりと描写されているから今読んでも面白い。

    ウーさんがとてもよかった。
    「輸出」の続編的な作品らしいのでこちらも読んでみたい。

  • 昭和51年の作品だが、働き方改革や雇用延長が問われている今、この作品が書かれていたらどんな内容・.展開になっているのだろうか?
    釣り好きの住井が定年バンザイの笹上に言った「平凡な話だが、いちばんいいのは、生計の道は別にあって、気が向いた時だけ、釣りに行くというくらしじゃないのかね」という言葉が響いた。

  • 30年以上の前の作品なので設定自体は少し古いが,総合商社を舞台として,ビジネスマンにとっての“幸福な人生"とは何かを探求.最近経済小説と言えば池井戸潤が席巻しているが,元祖はやはり篠山三郎.その重厚感は流石.

  • 商社マンの不遇、左遷、定年、家族を描いた小説。昭和の話だけど、働き方や家族との時間など、今も変わらず考えさせられる。

  • 2018年3月11日読み始め。
    2018年3月23日読了。


    ブクログに登録している著者(1927~2007年)の作品は、

    ・総会屋錦城 1959年
    ・硫黄島に死す 1968年
    ・毎日が日曜日 1976年
    ・部長の大晩年 1998年 
    ・勇者は語らず 1982年

    「毎日が日曜日」は、著者が40代後半の年齢時に書かれた作品で、読売新聞の朝刊に連載されたとのこと。
    昭和の香りが満載の作品である。
    定年退職した笹山の年齢は57歳だったと記憶する。

    この作品、読みたいなと思いつつ、うん十年になろうか。
    タイトルが流行語にもなったという経緯から、何となく内容までがわかるような気がしていた。
    実際に作品を読んでみると、どんな人生でも、平板であるはずはなく、深いものである。

  • 海外転勤の多い総合商社が舞台。タイトルにつられて、果たしてどんなゆっくりとした日常をあの城山三郎が書いているのだろう、と思ったが、全く違う作品だった。
    主人公の沖が、海外赴任を経て京都支店長となる。そこでどう商社マンとして生きていくか。子どもたちは海外から帰国した影響がぬぐえず、沖としては家族円満こそが求めている人生と感じる一方で、自分がライフワークとしている仕事も気になる。
    そこに定年バンザイの笹上、また、個人的には趣味に生きた住井が気になった。

    今後自分はどういう人生にしていきたいか、あらためて考える必要があるな、と思った。

  • 何が言いたいのか分からん。なんとか読み終えたが、面白くないな。

  • 商社ならではの光と影の部分がよく描かれている1冊。

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著者プロフィール

城山三郎(しろやま さぶろう)
1927年8月18日 - 2007年3月22日
愛知県名古屋市中区生まれ。大日本帝国海軍に志願して入隊し、特攻隊の部隊に配属されたが、訓練中に終戦となった。東京産業大学(一橋大学の前身)を卒業後に1963年までは大学講師を務めながら作家活動を続けていた。経済小説を一ジャンルに格上げした先駆者のひとり。伝記小説、歴史小説も多い。
1957年に『輸出』で第4回文學界新人賞、1959年『総会屋錦城』で第40回直木賞、同年『落日燃ゆ』で吉川英治文学賞と毎日出版文化賞、1996年『もう、きみには頼まない 石坂泰三の世界』で第44回菊池寛賞をそれぞれ受賞。2002年に朝日賞を授与される。
代表作としては上記作品に加え、二度テレビドラマ化された『官僚たちの夏』、妻との想い出を描いた遺稿のエッセイ『そうか、もう君はいないのか』、よくタイトルが人物評としても用いられる、『粗にして野だが卑ではない』が挙げられる。

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