- Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101133188
感想・レビュー・書評
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A級戦犯はおかしい。軍部の独走を許さず動いたのに。軍部大臣現役武官制だけでこの結果は昭和の歴史に愕然とします。敗戦国は仕方がないでは済ませたくない。
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城山三郎『落日燃ゆ』新潮文庫 読了。唯一文官でありながら処刑された広田弘毅。統帥権独立の名の下に軍部が独走し政治がそれにひきずられる中で、国際協調に尽力するも結実せず、皮肉にもその軍人らと最期の運命を共にする。小説ゆえ脚色はあるにしても、戦後四半世紀で再評価を試みた意義は大きい。
2016/01/11 -
城山文学最高です。
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必読書
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軍の暴走→戦争→東京裁判 の流れなら、軍人でない広田弘毅は A級戦犯として 裁かれるべきでなかった。著者は 法律の執行の危うさ を伝えたかった と思う
日本人だけでなく、アメリカ人弁護士、判事まで 不当裁判として、広田弘毅の刑執行を 避けようとしたことを 初めて知った -
主人公の考え方がぶれない様は立派ではあるが、もっと真実を伝えてもらいたかったとも思う。
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広田弘毅とい人は正直記憶してませんでした。
表舞台にあまり出てこない、教科書ではピックアップされない人物なのでしょう。(私の記憶が不確かなのかもしれませんが)
城山三郎氏の感情を抑えた名文で語られた、彼の生き方は、興味深く、共感できる生き方だと思います。
その時の自分の立場で出来ることをやる。
求められれば全力でとりくむ。
自らはからず。
自然に生きて自然に死ぬ。
私は長生きしたいです。
ですが十分な役割を果たせたなら、、、。
いつ死んでもいいように自分がやるべきことを全力で取り組みたいと思います。