運を天に任すなんて 人間・中山素平 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2003年3月28日発売)
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感想 : 10
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  • 本 ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133270

感想・レビュー・書評

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  • 今の時代だからこそ、持ちたい。

  •  この前、西和彦さんの「反省記」という本を読んだのですが、その中で西さんの生き方に大きな影響を与えた人物として中山素平さんが紹介されていました。
     本書は城山三郎さんによる「中山素平さんの評伝」です。
     本書で紹介されている城山さんが描き出す中山素平さんの人となりやエピソードは、スケールが大きくそれでいてとても人間的なものばかりなので興味はつきません。

  • 「財界鞍馬天狗」の異名を持つ中山素平氏の伝記小説。昭和のビジネスリーダーが持っていた気概や矜持を垣間見ることができる。利益主義の現代にはこういう人物は現れないだろうと、少し寂しい気持ちにさせられた。

  • 財界の鞍馬天狗、中山素平。「人員整理をやるなら、まずトップが辞めるべきだ。」だから、周りがついてくるのだろう。13.8.29

  • 4101133271   236p  2003・4・1 ?

  • 運を天に任すなんて、、そう神のみぞ知る、ってちがうか。

  • 興銀の怪物、中山素平の話。
    人となりが伺え、城山三郎自身も懇意にしていたようで、愛情の篭もった書きぶりで興味深い。
    ただ、素平という人間がどのようにして出来上がったか、どうすれば素平の様になれるのかは分からない。人生訓としてもう一突っ込み欲しい。

  • 明治・大正・昭和を生きた人間の肖像。
    金融志望者は読むべし。

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著者プロフィール

1927年、名古屋市生まれ。海軍特別幹部練習生として終戦を迎える。57年『輸出』で文學界新人賞、59年『総会屋錦城』で直木賞を受賞。日本における経済小説の先駆者といわれる。『落日燃ゆ』『官僚たちの夏』『小説日本銀行』など著書多数。2007年永眠。

「2021年 『辛酸 田中正造と足尾鉱毒事件 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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