どうせ、あちらへは手ぶらで行く (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 99
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101133355

作品紹介・あらすじ

「五月十六日『楽しく楽に』を最優先。不快、厄介、後廻し。楽々鈍でどんどん楽」-作家が手帳に記していた晩年の日録には、自身の老いを自覚し、見つめながら、限られた人生を最期まで豊かにしようとする姿があった。執筆への意気込み、友との交遊の楽しさ、家族への愛情、そして妻を亡くした悲しみなど、作家が世を去る三ヶ月前まで、九年間にわたって綴っていた感動の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 「そうか、もう君はいないのか」の後日禄。

    夫人のなくなった後、城山氏が没するまでの9年間の日記。

    夫人を亡くした後の氏の悲しみが痛々しい。

    とても羨ましく思う夫婦関係だと思った。

  • 城山三郎氏の没後、茅ヶ崎の仕事場から発見された手帳から整理したもの。1998年から始まり、容子さんが亡くなる2000年を含み、2006年まで。1951年に名古屋の図書館で大学生の城山氏が高校生の容子さんに初めて出会った時のメモまで。とても切ない。

  • 誰もが必ず迎える老境の心情が、飾りなく描かれている。老いに戸惑う姿が何とも言えない。合掌 

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4101133352
    ── 城山 三郎《どうせ、あちらへは手ぶらで行く 20110728 新潮文庫》
     
    画像;城山 三郎《どうせ、あちらへは手ぶらで行く
    ~ そうか、もう君はいないのか 20090123 新潮社》
     
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20120804
     氷と水と風 ~ 手ぶらで帰らない人々 ~
     

  • 「五月十六日『楽しく楽に』を最優先。不快、厄介、後廻し。楽々鈍でどんどん楽」―作家が手帳に記していた晩年の日録には、自身の老いを自覚し、見つめながら、限られた人生を最期まで豊かにしようとする姿があった。執筆への意気込み、友との交遊の楽しさ、家族への愛情、そして妻を亡くした悲しみなど、作家が世を去る三ヶ月前まで、九年間にわたって綴っていた感動の記録。

  • スティーブ・ジョブスの訃報が全世界を駆け巡った日に読み終えた。日々残された時間を意識して生きる姿は城山さんもスティーブも共通していて、心を動かされる。いつも自分の命を意識しなくちゃいけないんだと。
    この本はメモのような日記を編集したものなので、読み始めは慣れがいるかもしれません。でも、読むうちに引き込まれます。
    前向きな言葉が目立ち、自分自身を励ましている様子が強く伺いしれます。前向きな言葉が重なるほどに、老いる事や伴侶を失った事の苦しさや哀しさ、戸惑いといったものが肌身を持って伝わって来ました。
    ところで、この日記の構成にやられました。おぉ、そうきたか!という感じで涙が出ました。改めて「そうか、もう君はいないのか」を読み返したいです。

  • メモ魔だったという城山さんの愛用の手帳の覚書に、編集部が少しの補足をして整理したもの。読みながら、自分の父親の晩年の様子や震災以降めっきり気持ちが弱くなってしまった母親の様子などを思い、しんみりとする。『そうか、もう君はいないのか』に続けて読んで良かったです。

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