町奉行日記 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 380
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134307

感想・レビュー・書評

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  • わたくしです物語 は山本周五郎作品の中でも飛び抜けた傑作だと思います、ぜひご一読ください!

  • 時代劇、人情モノ中心の短編集。一つ一つの話がキッチリしていて、短話にもかかわらずそれぞれに満足感があった。主君亡き後の謀反の顛末を書いた「土佐の国柱」、着任後に出仕しない町奉行が何をしていたか「町奉行日記」、落語を意識してる作りの「わたくしです物語」など。通勤中に読み進めたが、続きが気になって行き帰りが非常に楽しみだった。

  • 人間身分や階級をはなれ、男と男でぶっつかることはいいことだ。戦前から戦後にかけての周五郎作品には、柔らかな市井の香りと、力強い意思があった。

  • みだりに罰してはならぬ、体を斬ることは出来ても心中の逆意までは斬れない。我に向かって石を投げるのは、前の領主を追慕する心からで、これを善導し撫育すれば、やがては我のためにも、不惜身命の民となるであろう。刑罰を厳にしただけでは、決して国は治まるものではないぞ。

  • ・土佐の国柱
    ・晩秋
    ・金五十両
    ・落ち梅記
    ・寒橋
    ・わたくしです物語
    ・修行綺譚
    ・法師川八景
    ・町奉行日記
    ・霜柱

    土佐の国柱、晩秋、落ち梅記、寒橋は自分を犠牲にして誰かを助ける、組織を守るというような作品だ。ハメットのガラスの鍵を思い出すが、頭を使って危機を乗り越えることよりも、死んで散るという方向に向かっている。
    その中にあって町奉行日記はひょうひょうとした主人公が頭脳で藩の危機を救う。最後は切り合いがあるのかと思ったが静かに終り、逆に印象的だった。

  • 日本の良さがすごくわかる。昔の人って人情あるし、昔の日本に戻って欲しいと思う作品。

  • 1979年3月新潮文庫刊。10編の短編小説。映画どら平太よりずっとずっと面白かったです。金五十両が、心に残りました。晩秋も良かった。さすが山本さんのお話はどれも良いです。

  • どの話も読んでいる時は面白い。でも人物達にうまく感情が入らず、遠くから眺めるようになってしまうため、心に残らない。
    解説に”許せるはずのない人間だからこそ、一歩でも二歩でも許せるような人間に近づこうと努力してみようと呼びかけているのである” とあるけど、自分がそうなれないことを知っているからかなあ。許さないということではなく、おい、それでいいのか? とツッコミ入れたくなるって意味で。
    初めての山本周五郎さんの本でしたが、読み続けると違うんでしょうか。最初に読む本ではなかったように思います。

  • 2015/12/7ブックオフ購入
    2015/12/9読み始め
    2015/12/17読了

  • 間違いない。

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著者プロフィール

1903年、山梨県に生まれる。本名は清水三十六(さとむ)。小学校卒業後、銀座の質屋で奉公、後に筆名としてその名を借りることになる店主・山本周五郎の庇護のもと、同人誌などに小説を書き始める。1926年、「文藝春秋」に『須磨寺附近』を発表、文壇デビュー。その後、不遇の時代が続くが、時代小説作家として認められはじめる。戦中から戦後まで連載が続けられた『日本婦道記』(1942-1946)で直木賞に推されるが辞退。主な代表作に『樅ノ木は残った』(1958)、『赤ひげ診療譚』(1958)、『青べか物語』(1960)、『おさん』(1961)などがある。1967年、逝去。

「2020年 『雨あがる 映画化作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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