花も刀も (新潮文庫)

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感想 : 7
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  • 本 ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134390

感想・レビュー・書評

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  • うーむ、ほとんど覚えてない。
    まだまだ休みさえ取れないこの状況、いつまで続くのやら。。。

  • 表題になっている「花も刀も」が一番感情移入しやすかった。

    真面目で、女遊びや酒もしない主人公が真面目すぎるがゆえに転落していく様を描いている。
    彼自身は信条のために行っていることであっても、周囲から見れば「もう少し肩の力を抜けばいいのでは?」と思ってしまう。

    楽に生きれればいいのだろうけど、なかなか難しい。

  • 表題作。巡り合わせの悪さは自分だけではない。救いは人間関係だ。「古い樫木」も良かった。13.5.28

  • 花も刀も

    山本周五郎の初期から後期までの幅広いジャンルの短編集。ちょっとおかしいのからシリアスなのものまで、時代劇も現代物も合わせて。

    三部大作を読み終えたあとでは短編ではやはり物足りない感があるのは事実だがそれでも読み応えはある。

    タイトルにもなっている花も刀もは剣術に生きる主人公が剣の道、人との付き合い、食べていく方法で大いに葛藤する姿を書いている。誰も間違ってはいないが信念が受け入れられない主人公の歯痒さをつい自分の経験に当てはめて読んでしまう作品だ。

  • 20歳のころから何回か読んでいる。繰り返して小説を読むことが少ないぼくですが、この「花も刀も」は励まされます。

  • 最初の方少し描写が冗長な話もありますが、読後はすっきりします。表題作は珍しく救いがない感じですが‥‥というかその前提となった物語を読んでいないので何ともいえないのですが、よかったと思います。歴史に疎いので周五郎のこういうのきつい(笑)。

  • 子供の頃に読んだのだが今はもう内容を忘れてしまった。
    いつか読み直してみよう。

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著者プロフィール

(やまもと・しゅうごろう)
1903~1967。山梨県生まれ。小学校を卒業後、質店の山本周五郎商店の徒弟となる。文芸に理解のある店主のもとで創作を始め、1926年の「文藝春秋」に掲載された『須磨寺附近』が出世作となる。デビュー直後は、倶楽部雑誌や少年少女雑誌などに探偵小説や伝奇小説を書いていたが、戦後は政治の非情を題材にした『樅ノ木は残った』、庶民の生活を活写した『赤ひげ診療譚』、『青べか物語』など人間の本質に迫る名作を発表している。1943年に『日本婦道記』が直木賞に選ばれるが受賞を辞退。その後も亡くなるまで、あらゆる文学賞の受賞を拒否し続けた。

「2025年 『山本周五郎[未収録]ミステリ集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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