艶書 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1983年12月27日発売)
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本棚登録 : 124
感想 : 9
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134451

感想・レビュー・書評

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  • 花咲かぬリラに感動しました。
    山本周五郎作品をもっと読みたくなりました。

  • 「だだら団兵衛槍術年代記」「本所霙河岸」「金作行状記」「憎いあん畜生」「城を守る者」「五月雨日記」「宵闇の義賊」「艶書」「可笑記」「花咲かぬリラ」
    「可笑記」は周五郎作品には珍しい随筆調の作品。「花咲かぬリラ」現代ものの恋愛小説。残り9編が時代小説です。
    それらの時代小説も昭和29年発表の表題作「艶書」を除いて、ほぼ全て初期(戦前)の短編集です。と、いうわけでどれも修身的だったりして読み応えのある作品は少ないのです。
    それを半ば承知でこの本を買いました。実は私の本棚には、新潮文庫の周五郎さんの本がずらり。でも、あと何冊か足りないのです。残り4ー5冊ですから、今年中にはコンプリートしましょう。

  • 戦前の初期の作品が主。後期の奥深さはない代わり、テンポ良く一気に読ませる娯楽小説。「五月雨日記」が良かった。13.5.17

  • まず懐かしい

  • 昭和4年~17年頃の短編作品11編。頑固で一途に生きる著者らしさが随所にちりばめられている。

  • 1984.1.11

  • いいです。人間の心の温かみとを感じれます。今の世の中、ほっと逃避できてしまいます。(笑)

  • 格好いい男たちがメイン。読後の爽やかさは山本周五郎ならでは、気持ちいい話が並びました。
    で友情ものということで槍術年代記萌えた。

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著者プロフィール

(やまもと・しゅうごろう)
1903~1967。山梨県生まれ。小学校を卒業後、質店の山本周五郎商店の徒弟となる。文芸に理解のある店主のもとで創作を始め、1926年の「文藝春秋」に掲載された『須磨寺附近』が出世作となる。デビュー直後は、倶楽部雑誌や少年少女雑誌などに探偵小説や伝奇小説を書いていたが、戦後は政治の非情を題材にした『樅ノ木は残った』、庶民の生活を活写した『赤ひげ診療譚』、『青べか物語』など人間の本質に迫る名作を発表している。1943年に『日本婦道記』が直木賞に選ばれるが受賞を辞退。その後も亡くなるまで、あらゆる文学賞の受賞を拒否し続けた。

「2025年 『山本周五郎[未収録]時代小説集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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