艶書 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 116
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101134451

感想・レビュー・書評

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  • 花咲かぬリラに感動しました。
    山本周五郎作品をもっと読みたくなりました。

  • 「だだら団兵衛槍術年代記」「本所霙河岸」「金作行状記」「憎いあん畜生」「城を守る者」「五月雨日記」「宵闇の義賊」「艶書」「可笑記」「花咲かぬリラ」
    「可笑記」は周五郎作品には珍しい随筆調の作品。「花咲かぬリラ」現代ものの恋愛小説。残り9編が時代小説です。
    それらの時代小説も昭和29年発表の表題作「艶書」を除いて、ほぼ全て初期(戦前)の短編集です。と、いうわけでどれも修身的だったりして読み応えのある作品は少ないのです。
    それを半ば承知でこの本を買いました。実は私の本棚には、新潮文庫の周五郎さんの本がずらり。でも、あと何冊か足りないのです。残り4ー5冊ですから、今年中にはコンプリートしましょう。

  • 戦前の初期の作品が主。後期の奥深さはない代わり、テンポ良く一気に読ませる娯楽小説。「五月雨日記」が良かった。13.5.17

  • まず懐かしい

  • 昭和4年~17年頃の短編作品11編。頑固で一途に生きる著者らしさが随所にちりばめられている。

  • 1984.1.11

  • いいです。人間の心の温かみとを感じれます。今の世の中、ほっと逃避できてしまいます。(笑)

  • 格好いい男たちがメイン。読後の爽やかさは山本周五郎ならでは、気持ちいい話が並びました。
    で友情ものということで槍術年代記萌えた。

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著者プロフィール

山本周五郎(やまもと しゅうごろう)=1903年山梨県生まれ。1967年没。本名、清水三十六(しみず さとむ)。小学校卒業後、質店の山本周五郎商店に徒弟として住み込む(筆名はこれに由来)。雑誌記者などを経て、1926年「須磨寺付近」で文壇に登場。庶民の立場から武士の苦衷や市井人の哀感を描いた時代小説、歴史小説などを発表。1943年、『日本婦道記』が上半期の直木賞に推されたが受賞を固辞。『樅ノ木は残った』『赤ひげ診療譚』『青べか物語』など、とくに晩年多くの傑作を発表し、高く評価された。 

解説:新船海三郎(しんふね かいさぶろう)=1947年生まれ。日本民主主義文学会会員、日本文芸家協会会員。著書に『歴史の道程と文学』『史観と文学のあいだ』『作家への飛躍』『藤澤周平 志たかく情あつく』『不同調の音色 安岡章太郎私論』『戦争は殺すことから始まった 日本文学と加害の諸相』『日々是好読』、インタビュー集『わが文学の原風景』など。

「2023年 『山本周五郎 ユーモア小説集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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