- 本 ・本 (400ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101134581
感想・レビュー・書評
-
どうしてもと申しますか、収録作が発表されたタイミングによってバイアスがかかってしまうようで。
反骨の作家とよく聞きますが、それでもこういうことになるのか、と落胆と恐怖の交じり合った複雑な気分になるのは否定しがたく。
まだ100年も経たない事実なんですよね、これ。極めて現在の問題で考えさせられるものありです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ページをめくるたび、次はどんな話がくるのか楽しみで仕方ありませんでした。冒険、悲恋、友情などカラフルな短編です。さらに1つ1つが短いので疲れずに読めます。孤島、磔又七、武道宵節句、一代恋娘、奇縁無双、春いくたび、与之助の花、万太郎船、噴き上げる花、友のためではない が好きです。特に磔又七、一代恋娘、奇縁無双、友のためではない が読み応えがありました。山本周五郎さんの短編はどの作品もいいですね。
-
山本周五郎の初期短篇集。
初期のものだけあって、成熟期に比べるとストーリーがあっさりしている感はあるものの、逆に成熟期の作品の原型を見る思いがする。 -
短編集。『奇縁無双』をクスクスと笑いながら読んだ。馬を乗り回し見合い相手達を得意の刀で打ち据える女武芸者が、しおしおと文字通り心身ともに組み敷かれていく「じゃじゃ馬ならし」は昔から男子諸君の心踊らすテーマだったのだろう。
まあ要するに「ツンデレ萌え」です。違うか? -
周五郎、昭和10年から20年の短編集。「友のためではない」など戦時に迎合した作品もあるが、爽やかな読みものがある。「噴上げる花」が良かった。11.6.3
-
2010.11.7(日)。
-
昭和初期から戦時中までに発表された短編集。
どうしても作品の内容が時代に合わせているのではないかという感覚が拭いきれず。
ただ、最後に解説を読んで納得出来ました。 -
「奇縁無双」が好き。
著者プロフィール
山本周五郎の作品





