麺道一直線 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2009年5月28日発売)
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感想 : 6
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101141510

感想・レビュー・書評

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  • この人の語り口は好きだな。

    麺について博学だけど、たとえば他の業種で同じように書ける人っているのだろうか。
    そこらへんの会社にある、こういう物語を発表していければ面白い。

  • 勝谷誠彦著麺道一直線 (新潮文庫)読了。コラムニストで写真家の著者が日本全国津々浦々の「地麺」を求めて旅した記録であります。JTBの「旅」という雑誌に連載されていた記事を単行本化したもの。(「旅」はこの連載の途中からJTBから新潮社に引き継がれる事となる。)

    「地麺」とは所謂ご当地麺の事なのでありますが、本著で紹介されているのはこれまであまり聞いた事がない非常にマニアックなご当地麺なのであります。例えば北海道編だけ見てみても登場するのは「でんぷんうどん」「カレーラーメン」「水そば」「陸別町の十割蕎麦」「冷やしかしわそば」「そばクレープ」「ジンギスカンラーメン」などなど。「カレーラーメン」と「十割蕎麦」以外はいずれも初めて聞くものばかり。

    「土地の文化にしっかり練りこまれた麺を探れば、その土地の心が見えてくる」「この国が続く限り、地麺は永遠に受け継がれていくであろうと信じつつ。その魅力に、これにて全麺幸福!」(同著より抜粋)

    我輩の「ご当地麺食べ歩き」の力強い味方が手に入りましたね!!本書を握り締めて週末グルメ旅に久しぶりに出かけて見る事にしますか!!

    【Dance1988の日記】
    http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20111027

  • 6月1日発行。でも、店頭に並ばない。

    本当に発行されたのか?ネットで調べてみると、確かに発行されていた。


    そこで取り寄せてもらうつもりで

    「○○○○線の在庫ありますか?」と紀伊国屋書店へ電話してみると、

    「はい、あります。」


    何!!!昨日はなかったゾ!!


    「取り・・・」

    続けて店員が話しかけてくるが、よく聞きとれない。

    もう一度聞き返すと、どうやら

    「取り置きしときますか?」と確認している。


    (まぁ、それほどまでしなくても・・・・・)

    それにこの本、

    (すでに単行本として発行されている「イケ麺!」を改題しただけやし・・・・・)

    と内心思っていたとき、携帯から聞こえてきたのが


    「あと、2冊しかありませんから・・・」


    (それ、殺し文句かぁ~)(笑)

    (昨日は無かったのに、もう2冊かぁ~)

    (俺が買ったら残り1冊やないかぁ~)

    (どんだけ売れてんやぁ~)


    「えっ??今すぐ行きますから、取り置いててください」


    ということで、今回紹介するのは『1Q84』の次に売れている



    『麺道一直線』(勝谷誠彦著 新潮文庫)



    この本は『地麺紀行』を単行本化した『イケ麺!』を、さらに文庫本化したものです。

    つまり、

    寝かせてコネコネ。寝かせてコネコネ。

    麺の真髄が味わえます。(笑)

    文庫本化にあたり「あとがき」が新しくなっている。

    これがおまけの・・・プッ。

  • 著者・勝谷誠彦氏の政治的・社会的なコメントについては、賛同してるわけではないのですが、ときおり記されているルポものはけっこう面白いなぁ、と思っています。

    もちろん、この紀行文のなかにも氏の思想的なエキスは充分に満たされているのでしょうが、それはそれ。
    珍しいものはめずらしく、美味しそうなものはおいしいわけです。

    取り上げられている各地の麺類。
    わたし自身訪れたことのあるお店もいくつかあることから、その時の味なぞ思い出しつつ、食後にも関わらず空腹のような気持で読んでおりました…

  • 2009/5/29 メトロ書店御影クラッセ店にて購入。
    2012/2/20~2/27

    勝谷誠彦氏のグルメ紀行文。本作は地方の麺を訪ね歩く。実家の近所の店も登場していた。勝谷さんの癖のある文体は賛否両論あるかもしれないが、読めば麺が食べたくなること間違いなし!

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著者プロフィール

コラムニスト。写真家。1960年兵庫県生まれ。
「SPA!」の巻頭コラムをはじめ、雑誌に多数連載を持ち、TV番組にも出演。
2013年10月よりサンテレビ「カツヤマサヒコSHOW」でメイン司会を務める。
対談「怒れるおっさん会議 in ひみつ基地」(西日本出版社)、「日本人の『正義』の話をしよう」(アスコム)のほか、「ディアスポラ」(文藝春秋)「平壌で朝食を。」(光文社)などの小説、評論「バカが隣りに住んでいる」(扶桑社)など、著書多数。
365日毎朝10時までに400字詰め原稿用紙で12枚以上を送る有料配信メール「勝谷誠彦の××な日々。」は多くの熱狂的読者を持つ。

「2015年 『カツヤマサヒコSHOW 酔談3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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