夕暮まで (新潮文庫 よ-4-11 新潮文庫)

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  • 新潮社 (1982年5月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (192ページ) / ISBN・EAN: 9784101143118

感想・レビュー・書評

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  • 7月26日 吉行淳之介文学忌、淳之介忌

    1978年第31回野間文芸賞 受賞
    1979年第35回日本芸術院賞 受賞

    持っていた昭和の文庫とは装丁が変わってますから、まだ現役で販売されているようです
    お姉さんな頃、何を思っていたか忘れたけど、吉行淳之介さんの作品が好きで何冊かまだ本棚に残してありますね

    アンニュイでダウナーで欲情的で昭和的
    若い女性と逢瀬を重ねる中年男
    妻にはバレていない模様
    若い女性は、最後さえ死守すれば、あとは欲望の赴くまま
    行為の表現は具体的で扇状的
    関係性と彼らの存在自体は、抽象的で不確か

    昔はドキドキしたのかな
    もうわからないわ

    • みんみんさん
      わからない(=´∀`)人(´∀`=)ウフフ
      わからない(=´∀`)人(´∀`=)ウフフ
      2024/07/25
    • おびのりさん
      忘れたの間違いだわ
      忘れたの間違いだわ
      2024/07/25
  • 30数年振りで再読。文庫本の版を見ていると大学入学後に買って読んだ様子。
    当時、20歳ぐらいの自分としては、ちょっとエッチな小説と思って読んだような気がするが、まあまあおもしろいなと思うと同時に、若い女性と付き合うたぶん40代と思われる親父に対して、いい年して何やっとるねんとちょっと反発した気持ちがあったと思う。

    それから年月は流れて、今やこの主人公よりあきらかに年上になってしまった訳だが、再読してこの小説の無駄を削ぎ落とした簡潔で美しい文章には感心した。主人公に対しては、かなり羨ましいと言うか、時代が変わったから今はそう簡単には行かんのちゃうのとか、そういう気持ちになった。

    ただ、女性とのいろんな遣り取り(行動や言葉なんか)から、その状況や気持ちを男性側からではあるがよく表現されているところが、この小説のいいところではないかと思う。

  • 昭和レトロな香りがプンプンしました。
    中年男が自分よりふた周りも離れた若い女性を好きになる、それを文学と言わしめてるところが少し呆れてしまう。私からしたらただの幼稚なのだが。

    しかし当時はこの作品の影響で「夕暮れ族」という言葉がもてはやされ社会現象にもなったとか。

    たまたま手に取った作品が、なんとか文学賞受賞したり映画化もされたとかで、少しラッキー感はありました。

  • 夕暮れまで。澁澤龍彦の随筆に、とある画家のアレゴリーという作品を紹介するものがあって、それは婦女が浮かべた舟上に、人体大の白っぽい球が配置されている絵なのだが、球がなにがしかのアレゴリー(象徴)であるのは分かるが、しかし一体なんのアレゴリーなのか、全く分からない、という内容だった。具象性は高いのだが、どこまでも不透明。そうした本でした。一体、夕暮れまで、とは何を示す言葉なのか。乾いていて、繊細であり、大人の小説でした。やはり吉行淳之介作品は良いですね。

  • 男女間の機微、感情の襞はよくわからない。

  • もっとも多く繰り返し読んだ一作(数十回も・・日課のように十日間毎日読んだこともある)。特に作家が好む作家(作品)であるように思われる。同業者として作家がこういう隅々神経の行きとどいた文章に魅せられ、その才能に惹かれるのはよくわかる。反面こういう文章(知性≒感性)はいまの時代にそぐわないものなのかも・・ちと寂しい気分。

  • 乾いた文体で濃密な男女の関係を描いている。男と女の関係は感情と感情が寄せ合い、引き合い、触れ合うことで進展したり後退したりする。年齢の近さや遠さはあまり関係がない。佐々と杉子の関係は、佐々の年齢に近い私にとっては理想的に見えてしまう。こういうドライな関係もいいなぁとぼんやり空想してしまう。お馬鹿さんだ。
    この小説世界に漂っているのは都会の暗鬱さ、陰鬱さ、鬱屈さだ。倦怠感といってもいいかもしれない。都会生活特有の孤独感みたいなものも感じられる。欲望を掻き立てられ、欲望を消費する高揚。そしてそのあと否応なくやってくる空虚。それをものの見事に照射しているように思える。ちなみに「夕暮族」というワードが当時(1966年)流行したそうです。

  • とある情事カップルのもつれ

  • 感想は特にない

  • ★2.5。
    色んな意味でいやらしい小説と思うが、その中でも一番なのは作家の読者に対する挑発的な態度か。「この話の意味、分かる?」みたいなね。

  • 伊藤裕作によれば本書の影響を受けた風俗店に愛人バンクやデリヘルがあるらしい。納得。主人公の中年は女子大生の素股とフェラチオとクンニを満喫する。デリヘル嬢を半日予約してたら警察にたまたま尋問され免許忘れて妻子にバレないか心配するとかしょうもない話。

  • 登場人物の人々の生き方、考え方がよくわからない。なので、ストーリーもよくわからない。

  • ストーリーの軸はあるけど軸以外をぼかして描かれているから全体的にぼんやり。
    でもエロい。

  • 中年男で妻子あり
    なのに遊び人で、若い女といくつもの関係を持っている
    そんなやつとの恋愛が、遊びでないわけがない
    だから本番行為なし
    でもそれ以外なら何でも許しちゃう
    そんな娘
    処女だと言っている
    しかし本当に処女なのだろうか?中年男は疑わしく思うのだった
    そんなことにこだわっても仕方がないけれど
    なんかからかわれてるみたいだし
    若い男の影を見て、嫉妬の気持ちもわいてくる
    でも本番行為なし
    させてもらえない
    まあがっついても仕方がないんだけど
    遊んでやってるつもりが、遊ばれてるような気分になってくる
    そんなふうに思うということは
    遊びじゃなくて、ほんとうは深い関係になりたいのか?
    それとも女の面倒な部分に関わりたくないだけなのか
    いずれにしても、これではまるで悪い中年男みたいじゃないか
    そのとおりだが
    じゃあそれをもてあそぶ女は悪くないのか
    悪いんじゃないのか
    それとも
    もてあそんでなんかない真剣な恋だとでも言うつもりか
    よくわからない
    わからない話なんである

  • セックス以外の性行為を中年男に許す処女について話が進む。オリーブオイルでの素股など性的に技巧を持つ処女というのも悪くないが、これといったとらえどころが表現しようがない作品である。

  • 意味不明…文章力とか以前に、しょーもない。
    とてつもない嫌悪を感じる、ということは、一方で箸にも棒にもかからないものとは違って、技術は高い。
    だからこそおしい、話自体どうでもいい、なぜこれを書いたのか、誰が喜ぶのか分からない。勝手にしろ、という感じ。時代的なものなんだろうか、当時はセンセーショナルでおしゃれに見えたのか、信じられない。
    たぶん作者と同じ男だから感じるんだけど、女をもてあそぶ男が嫌い。あ、なんだ、結局そういう理由か。これはおれ自身だからか。

  • 中年男と若い女 オリーブオイル 血 むつかしい

  • 難しい‼本の厚みだけで云ったら薄っぺらいのに、濃厚な話しだった。解説に卑語が飛び交っていたもんで、どんな内容か不安だった為レビューを読んだらまぁ賛否両論!これはやっちまったかも…と思ったけど、あたしはドンピシャに好きな感じだった。文体もモヤーッとした2人の関係も描写も。杉子も遊びだったのかと思ったけれど、結局佐々と一緒になりたかったのねぇ…女ってねぇ……困ったもんだよねぇ…。

  • 大人の狡猾ないやらしさに満ちているのに、絶妙に嫌悪にまで達しない。だから読み返しちゃう。ほんとにつくづくいやらしい作品です。

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著者プロフィール

大正十三年(一九二四)、岡山市に生まれ、二歳のとき東京に移る。麻布中学から旧制静岡高校に入学。昭和十九年(一九四四)九月、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため四日で帰郷。二十年東大英文科に入学。大学時代より「新思潮」「世代」等の同人となり小説を書く。大学を中退してしばらく「モダン日本」の記者となる。 二十九年に「驟雨」で第三十一回芥川賞を受賞。四十五年には『暗室』で第六回谷崎潤一郎賞を受賞する。主な作品に『娼婦の部屋』『砂の上の植物群』『星と月は天の穴』『夕暮まで』など。平成六年(一九九四)死去。

「2022年 『ネコ・ロマンチスム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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