夕暮まで (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 415
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101143118

感想・レビュー・書評

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  • ★2.5。
    色んな意味でいやらしい小説と思うが、その中でも一番なのは作家の読者に対する挑発的な態度か。「この話の意味、分かる?」みたいなね。

  • 伊藤裕作によれば本書の影響を受けた風俗店に愛人バンクやデリヘルがあるらしい。納得。主人公の中年は女子大生の素股とフェラチオとクンニを満喫する。デリヘル嬢を半日予約してたら警察にたまたま尋問され免許忘れて妻子にバレないか心配するとかしょうもない話。

  • もっとも多く繰り返し読んだ一作(数十回も・・日課のように十日間毎日読んだこともある)。特に作家が好む作家(作品)であるように思われる。同業者として作家がこういう隅々神経の行きとどいた文章に魅せられ、その才能に惹かれるのはよくわかる。反面こういう文章(知性≒感性)はいまの時代にそぐわないものなのかも・・ちと寂しい気分。

  • 登場人物の人々の生き方、考え方がよくわからない。なので、ストーリーもよくわからない。

  • ストーリーの軸はあるけど軸以外をぼかして描かれているから全体的にぼんやり。
    でもエロい。

  • 中年男で妻子あり
    なのに遊び人で、若い女といくつもの関係を持っている
    そんなやつとの恋愛が、遊びでないわけがない
    だから本番行為なし
    でもそれ以外なら何でも許しちゃう
    そんな娘
    処女だと言っている
    しかし本当に処女なのだろうか?中年男は疑わしく思うのだった
    そんなことにこだわっても仕方がないけれど
    なんかからかわれてるみたいだし
    若い男の影を見て、嫉妬の気持ちもわいてくる
    でも本番行為なし
    させてもらえない
    まあがっついても仕方がないんだけど
    遊んでやってるつもりが、遊ばれてるような気分になってくる
    そんなふうに思うということは
    遊びじゃなくて、ほんとうは深い関係になりたいのか?
    それとも女の面倒な部分に関わりたくないだけなのか
    いずれにしても、これではまるで悪い中年男みたいじゃないか
    そのとおりだが
    じゃあそれをもてあそぶ女は悪くないのか
    悪いんじゃないのか
    それとも
    もてあそんでなんかない真剣な恋だとでも言うつもりか
    よくわからない
    わからない話なんである

  • セックス以外の性行為を中年男に許す処女について話が進む。オリーブオイルでの素股など性的に技巧を持つ処女というのも悪くないが、これといったとらえどころが表現しようがない作品である。

  • 意味不明…文章力とか以前に、しょーもない。
    とてつもない嫌悪を感じる、ということは、一方で箸にも棒にもかからないものとは違って、技術は高い。
    だからこそおしい、話自体どうでもいい、なぜこれを書いたのか、誰が喜ぶのか分からない。勝手にしろ、という感じ。時代的なものなんだろうか、当時はセンセーショナルでおしゃれに見えたのか、信じられない。
    たぶん作者と同じ男だから感じるんだけど、女をもてあそぶ男が嫌い。あ、なんだ、結局そういう理由か。これはおれ自身だからか。

  • 中年男と若い女 オリーブオイル 血 むつかしい

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著者プロフィール

1924年、岡山市生まれ。新興芸術派の作家吉行エイスケと美容家あぐりの長男。妹に女優の和子と詩人で芥川賞作家の理恵がいる。2歳の時、東京に転居。1944年、岡山連隊に入営するが気管支喘息のため4日で帰郷。1947年、東京大学英文科中退後、大衆誌『モダン日本』の記者となる。大学在学中より『葦』『世代』『新思潮』などに短篇を発表、1952年から3回芥川賞候補になり、1954年に「驟雨」で芥川賞を受賞。安岡章太郎、遠藤周作、庄野潤三、小島信夫、阿川弘之らと共に「第三の新人」と呼ばれた。1994年、肝臓癌のため死去。
 主な著書に『原色の街』『砂の上の植物群』『星と月は天の穴』(芸術選奨文部大臣賞)『暗室』(谷崎潤一郎賞)『鞄の中身』(読売文学賞)『夕暮まで』(野間文芸賞)などがある。

「2018年 『廃墟の眺め』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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