寂聴古寺巡礼 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1997年1月1日発売)
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感想 : 4
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  • 本 ・本 (245ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101144290

感想・レビュー・書評

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  • 静謐ってこんな感じかと思った。
    寂聴さんの文章は美しい。本当に感謝の心で参詣していたんだなと感じる(もちろん仏門に入る前は、純粋に美しいと思うものに惹かれて、だったみたいだけど)。
    いつも関西方面に行くと奈良にばっか行っていたけど、今度の機会には京都のお寺できちんと手を合わせてこよう。

  • 京都、奈良の瀬戸内さんの思い入れのあるお寺について語ってくれています。古寺巡礼というと、美術的なアプローチが多い中、どちらかというと文学との関連性が高いかなという気がしますし、それが有難いと思いました。仏像や建築についてある程度知っていても、古典文学との関連まで知ることがなかったので、平家物語や源氏物語などと関連付けて紹介されると、更に興味が沸いてきました。

    また、住職さんや門跡さんたちの思いでも、面白かったですね。

  • ええっと,なんだか冒頭の写真だけ眺めて終わりになってます。僕は京都の大学に行って寺を見て回るぞーとかつて言っていて,京都ではないけど関西への進出を果たし,450円払えば1時間もかからずに行ける距離にいるのに,今まで京都に言った回数は数えるほど。本で読む前に,まず見て回れって話です。

  • タイトル通り、瀬戸内寂聴版「古寺巡礼」。
    美しい文章で書かれた美しいお寺の風景。
    お寺の歴史や寂聴さんの思い出なども交えて、それぞれのお寺の魅力が伝わってきます。
    日本の美をじっくり味わえました。

    中でも、薬師寺の塔について書いてあるのが好きです。
    それに秋篠の伎芸天や、唐招提寺についても。
    あっ、これって奈良のお寺ばっかりだ・・。
    京都よりも奈良が好きな私です。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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