烈しい生と美しい死を (新潮文庫)

  • 新潮社 (2014年11月28日発売)
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101144429

感想・レビュー・書評

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  • 昔の人は近頃の若い人はとよく口にするが、昔の人もわりと奔放な生き方をしているではないかと思いながら読み進めていたが、そうではなくて女性が自由に生きられない時代に自分に正直な生き方をしたから後世まで語られる事になったのかもしれない。 野枝の生き方は現代においてもあまり褒められるものではないと思うがどうも憎めない感じがするのは自分もフリーラブ、大いに結構と思ってしまうような自由人だからか。本書で書かれる人達は平成生まれの私にとって、もはや教科書で学んだ歴史上の人物である女性たちだが、100年近くを生きた著者には実際に会って話す事もできた人達なのだと思うと感慨深い。

    メモ:大杉栄のフリーラブの条件 一.お互いに経済上独立すること。 二.同棲しないで別居生活を送ること。 三.お互いの自由(性的のすらも)を尊重すること。 個人的には悪くないと思う。

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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