老いも病も受け入れよう (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年12月23日発売)
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  • 本 ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101144450

作品紹介・あらすじ

92歳のとき、相次いで襲ってきた腰椎の圧迫骨折と胆嚢ガン。つらい痛みで、死んだ方がましとさえ思う日々。でも、病のおかげで自分のいちばん大切なことがはっきりした。最期まで、小説を書いていたい――。リハビリの末、寂聴さんは再び筆を執れるようになった。老い、おしゃれ、食事、恋、友だち、手術、最愛の人たちとの別れ……。悩みながら生きるすべての人へ贈る瀬戸内流人生の叡智。

感想・レビュー・書評

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  • 多くの試練や困難を乗り越えて来た寂聴さんだからこそ書けた本だと思います。
    一文一文にとても教えられることが多くありました。

    愛した人を忘れずに、思い出してあげることが大切です。それが何よりの供養なのです。

  • 亡くなってから読み出した感じです。当時は本屋にコーナーを置いて積んである景色を見ながらゆっくり噛み締めました。ありがとう寂聴さん、Instagramも動画も楽しい物語でした。一度でもお会いしたかったなぁ、94歳の闘病日記風でしたけど、自分が病気になってみて本当の辛さを知ったとか全身麻酔でだんだんと意識が薄れることがあーこれが死ぬ事なんだと言う。寂聴さんでも知らないことがたくさんあるのですねという感想です。5人が一斉に辞めて若い2人のスタッフが世話すると、瀬尾さんの本も読んだなあ。心からご冥福をお祈りします

  • 長生きすると、体のあちこちに悪い所や痛い所が出てきて大変だよなぁ…、と改めて思った。
    流石の寂聴さんも、あまりの痛みに、「神も仏もない」と仰ったのにはびっくりしたが、本当にお辛かったのだろう。

  • タイトルそのままな内容.ごもっともなことばかりです.

  • 現在の私の重荷を軽くしていただいた本

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著者プロフィール

1922年、徳島県生まれ。東京女子大学卒業。63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎純一郎賞、11年『風景』で泉鏡花賞を受賞。2006年、文化勲章を受章。2021年11月、逝去。

「2022年 『瀬戸内寂聴 初期自選エッセイ 美麗ケース入りセット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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