太郎物語 大学編 (新潮文庫)

  • 新潮社 (1979年8月28日発売)
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本 ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784101146119

感想・レビュー・書評

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  • 高校生の頃に読んで大学生活にあこがれた。思い出の一冊。

  • 大学受験の年にテレビ番組で話題になり、自分がやりたい分野があった太郎さんのいる大学の同じ学科に入学して後輩に。

  • 35年前。
    この本を読み、そして、NHKのドラマを見て、僕は猛烈に大学へ行きたくなった。 初心に戻るために再読。#nhk #曽野綾子

  • 太郎の親の接し方は、一つのコーチングのあり方なんだと思う。

    いろんなことを感じながら育つのが子どもなんだろうから、楽しい、リーズナブルな感受性を持った子どもに導きたい。

    親の背中が重要なんだと思う。

  • 料理のレシピが素晴らしい
    食は生きる基本だなあ

    太郎の優等生っぽさが鼻につくが許す

    五月素子の場面と母親からの手紙で
    もの悲しさが漂い始めたが
    最後はからっと幕を閉じる

  • 料理が上手で本好きでまっとうな男子。
    う~ん、理想的。

  • 高校生の頃に読みました。大学生の生活を少しだけ垣間見られて面白かったです。文化人類学を専攻する学生が読む本もちょこちょこ載っていて、レヴィ・ストロースなんかも出てくるのですが、実際大学へ行ってから参考になりました。主人公太郎君の料理好きな部分も非常に興味をそそられて読みました。

  • 1976年にTV放映された、NHK銀河テレビ小説「太郎の卒業」の原作本。
    (前年に同じくNHK銀河テレビ小説」「太郎の青春」の続編として放映された。)
    当時、購入して読んだこの文庫本を書棚から見つけて、再読。
    この原作本では、名古屋で大学生活を始めた主人公・太郎の大学1年生が終わり、2年生の春、新入生を迎える前が描かれている。下宿屋・賃貸アパートではなく、マンションの一室を両親から買い与えられるという、今の時代から考えても異質な大学生活のスタート。それゆえか、マンション購入に至る色んな理由・理屈、周囲の反対の声なども書かれてあり、そのためか紙面の多くの部分を、この話題が占める。大学の授業やサークルのことはあまり触れられておらず、アルバイトもしていない様子。
    自分自身、当時、このTVドラマを楽しみに観ていた記憶はあるが、何が描かれていたのかはほぼ覚えていない・・・。キラキラと楽しそうな大学生活に憧れていたのか??

  • 親元を離れて大学生活を始める高揚感は面白かったが、何事にもいちいち理屈を並べる太郎の言動は高校編よりもさらに鼻についた。最後のシーンもよくわからないまま唐突に始まり締められた。これぞというテーマもない。これを読まなくても人生に全く損はないと思った。

  • 高校生の私には早かったかな

  • 自分が息子で、作家の母親にこういう風に分析されてたらいやだなぁ。

  • 太郎はこの後どうなったのだろう?山中良子は?藤原は?
    大学の時から何度か読んでいる本。またいつか読むだろう。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所: 2階開架
    請求記号: 913.6//So44

    【選書理由・おすすめコメント】
    長いようであっという間の大学生活。実り豊かな日々となるか否かは、皆さん次第です。主人公の太郎君は一年生。学び、遊び、考え、時には悩みながら、生き生きと日々を過ごしています。皆さんはどのような毎日を過ごしていますか。同世代の太郎君の日常だからこそ、大学生活をいかに過ごすべきかの示唆が得られる一書と思います。
    (経済学部 神崎直美先生)

  • 大学に入り、新たな経験をスポンジが水を吸収するように成長していく太郎。親の子を見守る目も確かだ。学生の時に読んでいたら、目標を持って、もう少し勉強する気になったかと思う。13.7.20

  • 教育はむしろ、
    どんなに勉強し難い状態でも勉強できるような人間を作ることにある。

    この意味がよく分かる作品。

    (2011.09.20)

  • 食べ物の描写のページに付箋を貼って片っ端から再現してみた。月桂樹は植えたばっかり。

  • 高校編も面白かったけど、本当に魅力的な主人公と両親。
    学校に行ってるエピソードがあまりないけど、
    食べること、人との付き合い方など人生に必要な知恵やヒントが描かれ、
    生きてゆく元気が湧いてくる本

  • 名古屋の大学で一人暮らしをする息子にアパートを買ってあげる親。
    おもしろい親もいたもんだ。

  • 読み返す

  • 高校編でも書いたけど昔の記憶って段々薄れて行くもんだね。自分は、こんなだったかなと考えるとね、思い出せない事の方が多くて、困る事が或る。こうして昔読んだ本を読み返して、記憶を辿るしかない。

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著者プロフィール

1931年、東京に生まれる。作家。53年、三浦朱門氏と結婚。54年、聖心女子大学英文科卒。同年に「遠来の客たち」で文壇デビュー。主な著作に『誰のために愛するか』『無名碑』『神の汚れた手』『時の止まった赤ん坊』『砂漠、この神の土地』『夜明けの新聞の匂い』『天上の青』『夢に殉ず』『狂王ヘロデ』『哀歌』など多数。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。93年、日本芸術院・恩賜賞受賞。95年12月から2005年6月まで日本財団会長。

「2023年 『新装・改訂 一人暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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