時の止まった赤ん坊 (上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (363ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101146195

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  • アフリカのマダガスカルで修道院付属の産院助産婦として働く日本人の茜。
    この地は貧しいがたくさんの子供が生まれ、そして死んでいく。それでも日本のように中絶という選択肢はない。
    貧しくて育てられるかわからない環境の中、次々に子供を作る貧困の国。それなりに恵まれた環境の中にあるのに産まないことを選ぶ先進国 日本。
    どちらが悲しいのか…

    2014.3.26

  • マダガスカルのベトレヘム産院で助産師として働く修道女茜と亡き姉の婚約者小木曽。
    感想は下巻で。

  • 曽野さんの作品は、全てスタンスが「宗教」の上にある。アフリカ東南の地「マダガスカル」で生きる、日本人助産婦の生き方を通し、生きると言うことと死ぬと言うことを問い掛ける作品。

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著者プロフィール

1931年、東京に生まれる。作家。53年、三浦朱門氏と結婚。54年、聖心女子大学英文科卒。同年に「遠来の客たち」で文壇デビュー。主な著作に『誰のために愛するか』『無名碑』『神の汚れた手』『時の止まった赤ん坊』『砂漠、この神の土地』『夜明けの新聞の匂い』『天上の青』『夢に殉ず』『狂王ヘロデ』『哀歌』など多数。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。93年、日本芸術院・恩賜賞受賞。95年12月から2005年6月まで日本財団会長。

「2023年 『新装・改訂 一人暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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