天上の青〈上〉 (新潮文庫)

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  • 新潮社
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レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (421ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101146287

感想・レビュー・書評

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  • 感想は下巻に合わせて。

  • 元になった事件…大久保清連続殺人事件。

    これは面白かったけど
    最後の書簡パートで息切れした記憶が。

    いわゆるスノッブなのに
    「お供えにする油揚げ買って帰らなきゃ」とか言う女性とか
    富士男が雪子に
    「座布団干したでしょう」って言う場面とか
    本筋にあまり関係ない所がすごく印象に残ってる。
    自分はそういう小説が好きです。

  • 下巻にて。

  • フジテレビでしたでしょうか。ドラマ化されていました。
    本よりは、ドラマの方が先です。
    素晴らしい作品でしたので、原作を読んでみる事に。
    ほぼ、原作通り。
    役者さんもぴったりとハマっていました。
    (白竜サンと山口果林さんでした。)
    思わず、「ヘブンリーブルー」という朝顔を探してしまった…。

  • 2013/4 曽野綾子さんの本は何十年ぶりだろう。残酷な話だけど静謐で、感慨深い本でした。

  • 次々と女性を誘い、性交し、殺す。
    主人公はそんな人間なのだが小説なので彼からの角度と彼を外からみた角度で考えてみる。外から見れば明らかに独りよがりの思考で理不尽きわまりない行為をしているのだが、中からみるとどうにもならない地獄で呻いてる感じだ。冷酷な彼だが一人だけ性交もせず、殺さず救いの存在なる女性が存在する。彼は彼女に救いを求める。そして癒される。しかし、すぐにまた地獄に舞い戻る。彼は漠然とした恨みの固まりみたいなものを背負っている。そして彼とはかけ離れたエリート女性に対しても物怖じせず嘘をつきまくる。あわや性行為にまで発展するかと思いきや彼自身が彼女をバーカと突き放してしまう。
    全ての人に対して本音で語れない。
    これは苦しい。

  • 再読。富士男が女に手をかけるときに星の声が聴こえるシーンの印象深さ。雪子は彼の不誠実めいたところをうすうす解りながらも自分の考えをしっかり伝える。人間の脆さを両者から見たらあんなにも真っ二つに世界が違って見えることを刻みながら夢中で読んだ。

  • 下巻まで全て読み終わってからの感想。

    ……下巻が、上巻に比べて良過ぎたので、★4つ。
    上巻だけじゃ、単なる犯罪小説なんだけど、この殺人の連続を読んで読んで、頑張って読んだら、下巻は単なる犯罪小説でなく、人間の深層心理に深ーく深ーく、入って行くので、さらっとでいいから、読み進める事をオススメします。笑

    いい一冊に出会えた……

    変に道徳や、国語の授業を受けるより、よっぽど頭使うと思われる……。

  • 下のレビューしてた時のキリスト教で思い出したのでこちらも。
    最後まで解り合えない所が切ない。

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著者プロフィール

一九三一年東京都生まれ。作家。聖心女子大学卒。一九七九年ローマ法王よりヴァチカン有功十字勲章を受章、二〇〇三年に文化功労者、一九九五年から二〇〇五年まで日本財団会長を務めた。一九七二年にNGO活動「海外邦人宣教者活動援助後援会」(通称JOMAS)を始め、二〇一二年代表を退任。『老いの才覚』(KKベストセラーズ)、『人間にとって成熟とは何か』『人間の分際』(ともに幻冬舎新書)など著書多数。

「2019年 『不惑の老後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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