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- Amazon.co.jp ・本 (449ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101146294
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凶悪な殺人を繰り返す男(富士男)と、
心穏やかな年上独身女(雪子)の交流を描いている。
ある日、雪子に近づくためだけに、
庭先の青い朝顔(ヘブンリーブルー)を褒め、種をもらう富士男。
もらった種はすぐさま捨てられ、
それに気づいた雪子だが、そのまま富士男との交流を続ける。
許されざる凶悪犯である富士男だが、
雪子の前でだけは素直に人間らしさを取り戻す。
やがて、逮捕された富士男のため、
弁護士を雇い、世間から非難を浴びる雪子。
その心理とは?
同じ女として共感はできない。
読み物としては、淡々と進行しているようでいて、
読み応え充分で飽きさせない。