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- 本 ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101146409
感想・レビュー・書評
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新潮45に連載された文章をまとめたエッセイ集。
曽野綾子氏の発言がネットで取り上げられていたが、ネット上の情報だけでは、氏の考え方がよくわからないと思い読んでみました。
いくつかの文章に、氏の考え方が表されていましたが、自分というものに非常に自信があるのか、視野はあまり広くなく、旧い価値観に囚われている。そして、「日本人は」的な言葉を使うときに、「自分=日本人」と思われており、自分以外の日本人にも色々な考え方があるということには想像が至らないのではないかと思いました。
しかし、ご自信の意見があまり入らない、たとえば表題作の「沈船検死」などについては、淡々と正確な描写をされていると思いました。
一冊の随筆集だけを読んで、その方の考え方を推し量るのは無理があるとも思いますが、2冊目を手に取りたいとはあまり思いませんでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
曽野綾子の作品





