哀歌 (下) (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 7
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  • 本 ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101146423

感想・レビュー・書評

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  • ルワンダの悲劇をテーマに、鳥飼春菜という修道女がアフリカの最貧国に赴任する話し。
    アフリカの現実、悲しみ、混乱、そういうものが迫ってきて、少し苦しくなった。

  • アフリカルワンダのジェノサイドをテーマにしたフィクションです。
    ホテルルワンダとリンクするところがあり、
    映画で分からないところはこれを読めば理解が深まるかと思います。

    主人公は日本人修道女なんですが、衝撃的でした。。。
    その時起きていたジェノサイドや日本人修道女のその後の身の振り方

    JICAとか目指している方に一度は読んでみてもらいたい一冊です。

  • 上下二日で読みきってしまった。
    ルワンダの話。

    アフリカの人間臭さと、主人公の日本人らしさが鮮明。どちらがもってる人間の強さも弱さもほんとの姿なんだろう。
    事態の変化が大きくて、その分登場人物の心の動きも激しくて、それがうまく文章で伝わってきた。

    なんでこの本そんな話題になってないんだろうか。暗い話だからかな。

  • 修道女の知らない世界、そして切ない思いだな。

  • キリスト教徒でなくとも「原罪とは?」と考えてしまう話でした。

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著者プロフィール

1931年、東京に生まれる。作家。53年、三浦朱門氏と結婚。54年、聖心女子大学英文科卒。同年に「遠来の客たち」で文壇デビュー。主な著作に『誰のために愛するか』『無名碑』『神の汚れた手』『時の止まった赤ん坊』『砂漠、この神の土地』『夜明けの新聞の匂い』『天上の青』『夢に殉ず』『狂王ヘロデ』『哀歌』など多数。79年、ローマ教皇庁よりヴァチカン有功十字勲章を受章。93年、日本芸術院・恩賜賞受賞。95年12月から2005年6月まで日本財団会長。

「2023年 『新装・改訂 一人暮らし』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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