戒厳令の夜 下 (新潮文庫 い 15-10)

著者 :
  • 新潮社
3.93
  • (10)
  • (7)
  • (8)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 113
感想 : 6
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101147109

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 場末のバーに飾られた一枚の絵画から、ナチス、ファシズム、炭鉱、昭和の疑獄といった、どれか一つでも物語が生まれそうなキーワードがどんどんあふれ出てきて、その疾走感が心地よかった。
    学生の頃に初めて読んだときに比べると、詰め込みすぎのせいなのか、一つ一つに物足りなさも感じたが、それでも十分楽しめた。

著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

五木寛之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×