レッスン (新潮文庫)

  • 新潮社 (1994年1月1日発売)
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本棚登録 : 108
感想 : 11
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  • 本 ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101147291

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  • 図書館
    年上の女性、憧れるー。

  • ぼくはあの春に、とても魅力的な女性の「生徒」になった…。 伽耶から様々なレッスンを受け、夢中になってしまうツトム。序盤に提示された伽耶の死を知ってから読み進めるので、魅力的な彼女が失われることを残念に思わずにはいられなかった。しかし、秋野夫人、強すぎておっかなくて好きになれない…。

  • 登場するクルマたちがストーリーの邪魔をすることなく、しっくりと入ってくる。ストーリーを盛り上げまるための小道具になっていないことが好感だ。ブランドして扱われがちなクルマを実用品として描かれていて心地いい。佐伯伽耶の謎めいたところも深くわからなくていい気がしてくる。クルマも人も関わった本人にしかわからないことがあるから。

  • 「メメント・モリ」。私の好きな言葉にCarpe diem (seize the day)がありますが、それと表裏一体な言葉のような気がするし、違う世界観をあらわす言葉のようにも感じる。そんな「メメント・モリ」がキーワード的に使われているちょっとバブル臭のする小説。男女の関係がメインだけど、人が学ぶことが出来るのは人からであるという大事なことも伝えているような気がする。

  • 車がボルボ!

  • 僕をあなたの生徒にしてくださいという一言で、山口努は佐伯伽耶の生徒になる。同じく佐伯さんの生徒であった杏子(努の先輩である田代さんの妹)は努のことが好き。佐伯さんとの最後のレッスンを終えて努は、佐伯さんに「杏子さんと結婚なさい」と言われる。佐伯さんが謎な人物。

  • こんな甘くて切なくて、大人にしてくれるレッスンを受けてみたい。
    たとえその後人生がそれで終わってしまっても。
    すこしでも何かを吸収して、一緒に成長したくなります。

  • 何回読み直したかわからない。読みすぎて表紙が切れた。
    ぼくをあなたの生徒にしてください………優雅で謎めいた魅力を持つ佐伯伽耶のレッスンはクルマ、ゴルフ、ファッション、セックス、マナーそして人生と死の問題までもを教えてくれた。永遠の愛を求めてきらめくレッスンの日々。
    (裏表紙の↑)

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著者プロフィール

1932年、福岡県生まれ。作家。生後まもなく朝鮮半島に渡り幼少期を送る。戦後、北朝鮮平壌より引き揚げる。52年に上京し、早稲田大学文学部ロシア文学科入学。57年中退後、編集者、作詞家、ルポライターなどを経て、66年『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門筑豊篇』ほかで吉川英治文学賞、2010年『親鸞』で毎日出版文化賞特別賞受賞。ほかの代表作に『風の王国』『大河の一滴』『蓮如』『百寺巡礼』『生きるヒント』『折れない言葉』などがある。2022年より日本藝術院会員。

「2023年 『新・地図のない旅 Ⅱ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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