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- 本 ・本 (624ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101148212
感想・レビュー・書評
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本書を読むと、日本とアメリカとの関係、とりわけ政界においては結びつきが依然として強い関係だとわかる。上巻は、日米開戦から始まるが、当時、在米大使館の一等書記官であった寺崎英成はFBIの監視対象となっており、実際に寺崎の会話を盗聴されていた。そこから彼が親米派で戦争を望んでいないことが判明したとあるように、アメリカの諜報活動が戦中からあった。またCIAの前身であるOSSでは、対日戦争に向けて日系人をリクルートしており、強制収容所から数名の日系人を集めて、スパイへと仕立て上げた。その後、アメリカが日本に勝利したことで、日本国内は占領されることとなるが、それと同時にGHQは旧日本軍や特務機関、右翼に接触して、アメリカに従いそうな者には説教区的に資金援助をした。これはソ連との冷戦において、日本国内の共産主義者をおさえるうえで重要な活動であった。
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アメリカの対日工作。凄い。協力か死刑かと言われれば、協力してしまうのだろう。この話は、戦後まもなくだが、今はどうなのだろう。心配になる。今はGAF Aなのだろう。
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【由来】
・孫崎享「情報と外交」P222
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
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著者プロフィール
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