江戸川乱歩傑作選 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101149011

感想・レビュー・書評

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  • 9編が収められているが、どれも怖くて不気味。
    そして登場人物たちは狂ってます。

    好みの作品は
    「二癈人」
    「心理試験」
    「赤い部屋」
    「屋根裏の散歩者」
    「人間椅子」

    心理的に追い詰められていく感覚がたまりません。

    それにしても、人間椅子の想像力は凄いですね。
    空想世界のドキドキ感。
    そしてラストの怖さにはブルッときます。



    近頃乙一さんを何作か読んで、ホラーとかグロいのに少し耐性が出来ていたようです。
    おかげで無事に恐怖世界から生還してきました(笑)

    • aoi-soraさん
      白髪鬼?
      グロい系ですかね(⁠(⁠(⁠;⁠ꏿ⁠_⁠ꏿ⁠;⁠)⁠)⁠)
      今度読んでみます
      白髪鬼?
      グロい系ですかね(⁠(⁠(⁠;⁠ꏿ⁠_⁠ꏿ⁠;⁠)⁠)⁠)
      今度読んでみます
      2022/11/29
    • kta0atkさん
      乱歩の怪奇性はすべて、人間の狂気をじっくり描いたことにありますね。
      誰もが密かに持つ かすかな狂気。
      だから共感してしまった読者は、内な...
      乱歩の怪奇性はすべて、人間の狂気をじっくり描いたことにありますね。
      誰もが密かに持つ かすかな狂気。
      だから共感してしまった読者は、内なる夢の世界に入り込んでしまいます。
      そしてそこから帰れなくなりやしないか、という不安が乱歩怪奇小説の本質だと思います。
      2022/12/01
    • aoi-soraさん
      ktaOatkさん、はじめまして
      コメントありがとうございます^⁠_⁠^

      誰もが密かに持つかすかな狂気…
      って、めちゃくちゃ怖いですね。
      ...
      ktaOatkさん、はじめまして
      コメントありがとうございます^⁠_⁠^

      誰もが密かに持つかすかな狂気…
      って、めちゃくちゃ怖いですね。
      乱歩作品、読むの怖いんですがクセになります
      これが入り込んでしまったという事でしょうか…
      もっと読んでみようと思います!
      2022/12/02
  • 江戸川乱歩の初期作品9篇。
    本格推理小説であり怪奇小説でもある。どれも強烈な印象を受けた。特に『人間椅子』『鏡地獄』『芋虫』は一生忘れられないだろう。…子どもの頃に読んでいたらトラウマになっていたかもしれない。
    独特の世界観で描かれる人間の狂気が不気味で怖い。常人には到底理解できない狂人たちの心理描写が見事だ。というか、自分は常人で彼らは狂人だなんて実は分けることなどできないのだと気づく。その欲望の欠片は、私たちの奥底にもあるものなのだ。それがさらに怖いのだけど、魅力でもあると思った。

    • ひろさん
      あおちゃん♪
      うん!芋虫はグロかったぁ(゚ロ゚;ノ)ノ
      脳内映像化したくないけど勝手にされちゃうよね。
      娘さんと一緒のお気に入り作品♪いいね...
      あおちゃん♪
      うん!芋虫はグロかったぁ(゚ロ゚;ノ)ノ
      脳内映像化したくないけど勝手にされちゃうよね。
      娘さんと一緒のお気に入り作品♪いいねぇ*´▽`)b


      どんちゃん♪
      ほんとにそうですね(*^^*)いやでも、最近はどんちゃんがお話を書いたら面白そうだなぁと思っています!
      江戸川乱歩、なんともクセになる面白さですね!
      2023/07/15
    • aoi-soraさん
      ホントホント
      土瓶さん、デビューしたら!?

      乙女の本棚シリーズの「人間椅子」が読みたくて図書館に行ったけど、なかった(⁠个⁠_⁠个⁠)
      ホントホント
      土瓶さん、デビューしたら!?

      乙女の本棚シリーズの「人間椅子」が読みたくて図書館に行ったけど、なかった(⁠个⁠_⁠个⁠)
      2023/07/15
    • ひろさん
      デビュー前からファンがいっぱい(*/>ω<)/

      乙女の本棚シリーズに「人間椅子」があるんだ!
      あおちゃんとこの図書館になかったかぁ( TД...
      デビュー前からファンがいっぱい(*/>ω<)/

      乙女の本棚シリーズに「人間椅子」があるんだ!
      あおちゃんとこの図書館になかったかぁ( TДT)
      わたしのとこもなかったぁ( TДT)
      2023/07/15
  • 昔読んだことがある話が多かったので、意外な展開、と思うようなことはなかったのだけれど、初見ならば結末に戸惑うことも多いかもしれない有名作品ばかりの収録内容。
    どれもこれもちょっと変な人…と言うか変った性癖を持った人だとか、人生に退屈しまくってる人だとかが出てくるのが薄寒い。
    子どもの頃にミステリ好きの入り口となったのはポプラ社から出ている長編のものだったので、この中ではどれが好きとかは特にないのだけれど、敢えて挙げるのなら「赤い部屋」かな。

  • 乱歩の初期作9編を収録。
    どの作品も面白かったが、「芋虫」がお気に入り。
    屈折した欲望や狂気の心中に見え隠れする苦悶や葛藤が、見事に描写されており引き込まれた。
    名作選も読んでみようと思った。

  • 古典作品だけど読みやすい!
    狂人が多発する短編集はコチラ!笑

    江戸川乱歩の初期作品が納められた作品集です。
    まあ面白い!狂ってやがる!笑(いい意味で(笑))
    探偵小説はもちろん、ホラー的な作品の細やかな心理描写にゾッとしました。
    特に『人間椅子』。
    テヘペロ(´>ω∂`)的な結末を迎えるけど…
    いや、怖いって!笑
    遊び心のある人だったんだろうな。。
    読みやすいけど、読みだしたら乱歩ワールドに没頭してしまいます。
    まさに芸術的。

  • 何回読んでも面白い
    独特な世界観が好き。

  • 小学校の図書館を想い出しました。

  • 人間椅子が読みたくてこの本を購読。
    普段推理小説はあんまり読まないけど、なかなかおもしろかった。
    個人的には『二癈人』と『人間椅子』が好き。
    人間椅子のゾワッとする読後感のあとにくる『芋虫』はなかなかキツかったな...
    そもそもグロいものが苦手でミステリーはあまり読まないんだけど、『芋虫』以外は多少グロい描写があっても許容範囲だったかな。

    でも、やっぱり日本の名作とか、著名作家の作品は、代表作だけでも読んでおいた方がいいなぁ〜間違いないよなぁ〜と思える作品!
    登場人物みんな狂ってるはずなのに、狂ってる人の心理描写がわかりやすく書かれていて、ただの狂ってる人の話とは思わせないのがすごい。

  • 小学生の頃、江戸川乱歩「怪人二十面相」「少年探偵団」「透明人間」の児童書を読んだ。長く本棚にあった。他は図書館で借りた。それらが、子供用に書かれたと知るのは随分後になってから。
    テレビでは、天知茂の明智小五郎が美女と交流していた。江戸川乱歩って?混乱期は長かった。
    初読の言い訳だね。きちんと大人のミステリー。当時、考えられるトリックを駆使して、読みやすい文章で引き込まれる。心理戦が細かい。
    「人間椅子」は故川島なお美さんが熱演していたドラマを思い出した。

  • 初江戸川乱歩作品。

    『二銭銅貨』
    江戸川乱歩の導入としてやさしめなお話。怪盗に憧れる書生二人の知力バトルと思いきや、最後の思わせ振りな描写が秀逸。

    『二癈人』
    ある意味一番ぞっとした話。こういう巧みな心理操作で人生が狂うというのはミステリーというよりとてもリアルな感じ。

    『D坂の殺人事件』
    明智小五郎初登場作品。
    奇抜なトリックを描くのではなく人間心理の奥深さ、恐ろしさを描く、江戸川乱歩独特の探偵小説。素人の主人公がトリック的な部分に着目して犯人を見誤ったのに対して、探偵の明智小五郎は徹底的に心理的な部分を探索して真実にたどり着いているのが面白い。

    『心理試験』
    こちらもお得意の人間心理を専門的に描いた作品で、明智小五郎も登場。
    主人公は殺人に至るまでに色々と考えを巡らせ、知力の限りを尽くして偽装工作も万全に整える。だけど明智小五郎の眼力にかかればそんながっちがちに固めた偽装工作にもわずかな綻びが見つかって、最後は粉々に崩壊。

    『赤い部屋』
    罪に問われることのない殺人。作中では作り話ということになっているけれど、現実にそんなことがあるのかもしれないと思わせるトリックと、赤い部屋の中に漂う緊張感が凄まじかった。

    『屋根裏の散歩者』
    ちょっと滑稽な感じのするお話。他の作品同様、殺人がなされそれが探偵によって暴かれるという内容だったけれど、主人公が屋根裏から覗く人間模様をメインに描いても面白そう。

    『人間椅子』
    まさに気味が悪いの一言。屋根裏の散歩者に似ていて、他から気づかれずに人の様子を観察しているわけだけれど、椅子の中の観察者が観察相手に対して抱く欲情など、とてつもなく狂気。

    『鏡地獄』
    鏡の魅力に取り付かれて狂っていく青年のお話。これも相当理解も共感も困難な話だけれど、親もなく周りに構ってくれる人間も少なく、財産だけがたくさんあるという状況で、少しずつ世間一般とは感覚がずれていってしまう様子はなんとなく分かる感じがした。

    『芋虫』
    閉鎖された空間の中でただただ獣のように快楽に溺れる男女のお話。
    何が恐いかって、手足を無くして何も出来ない状態であるにも関わらず生かされた人間の悲惨な末路がとてつもなく後味が悪く恐ろしい。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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