剣は知っていた (上巻) (新潮文庫)

  • 新潮社 (1958年1月1日発売)
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感想 : 3
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  • 本 ・本 (479ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101150017

感想・レビュー・書評

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  • 上下巻。

  • 期待したほど面白くはなかった。

    主人公は美男子で剣も強く血筋もいいが、たまたま戦国の不幸な境遇にあるという設定、それでも心美しく、自分の信念を貫き通すなんて出来すぎ。さらに愛する女が家康の娘で、これまた美人で心清く優しいなんてありえなすぎの設定。これじゃ、どこに共感していいのかさっぱりわからん。

  • 痛快時代小説?
    母の若き日の愛読書ということで手に取った一冊。
    時代伝奇ものといった方がよいのか。

    剣の腕は冴えているが、
    その人生から虚無感をたたえる主人公。
    主人公の周りには個性豊かな登場人物が加わり
    物語をぐっと引きしめる、そして楽しめるスパイスとなっている。

    虚無感をたたえる主人公に
    ひたむきな愛情を注ぐヒロイン鮎姫がけなげでたまらない。
    敵役のいやらしい描写も精緻。

    軽く読むにもお勧めの一冊!?

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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