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本 ・本 (555ページ) / ISBN・EAN: 9784101150192
感想・レビュー・書評
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生き延びた豊臣秀頼の御曹司と、彼を育てた兵法者を中心に描かれる物語。後編。
秀太郎の、気品高い雰囲気、屈しない精神、素直なこころが成長するに従って表れてきて、それにまず安心しました。
柳生但馬守に幽閉されてからも、我慢強く待つ姿は、流石天下人の血を引いた…といった印象。
彼を助け出そうとする六郎太も、誇り高い剣士で、彼ならどうにかしてくれるのではという気持ちで読んでいました。
すこしですが、真田幸村の名前が出てきたり、その麾下の忍びが出てきたりして、それもうれしい。
最終的には、完全なハッピーエンドとは言えませんが、これこそがよい終わり方なのだと思います。
家光が憎いなーという気がしていたのですが、生命の危機をくぐり抜け、彼も人間ができました。
タイトルの通り、様々な人の運命を織り込んだ作品です。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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著者プロフィール
柴田錬三郎の作品





