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- 本 ・本 (406ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101150437
感想・レビュー・書評
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名もなき剣豪たちの生涯を描いた短編集だ。
ほとんどこの著者の本を読んだことがなかったのだけれど、さすが大正生まれの作家、現代の物語を読みなれた自分には、主人公とやや距離をおいて評伝風に語る語り口や、良しとして描かれている男の生きざまにやや面食らった。
日本が高度経済成長期にあった時代に書かれた本、ということなのだけれど、こういう義を重んじ一本気に生きて潔く死ぬ男、というのがかっこいい、女は貞淑で黙ってついてこい、操を捧げろ、的な風潮があったんだろうか。
なんというか、描かれている時代よりも書かれた時代の世相についていろいろと思ってしまった一冊だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
短編集。アクションというか殺陣というか、その辺の描写は面白いのだが、短編なのにあちこち話が飛んでいて、主人公に感情移入がしづらい。
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著者プロフィール
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