もののふ (新潮文庫)

  • 新潮社 (1998年12月25日発売)
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本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784101150482

感想・レビュー・書評

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  • 武士の価値観をテーマに書かれた短編集。おのれの信ずる心のままの壮絶な生き様には感動するが、異色なのは斉藤道三である。自身の立身のために肉親や主君などおよそ全ての関わり合いのある人を利用し、奸計にかけた残虐ぶりはすさまじいが、その奸計が見事であり、まことに人の心理を読みつくす才能に目を見張るものがある。

  • 12/12/16 初めての柴錬モノ。面白い。

  • ノンジャンル短編集。「梅一枝」が鮮烈。

  • 陰謀、裏切り、卑劣。戦国期随一の奸雄、斉藤道三の悪辣残酷な血とその運命を描く「斉藤道三残虐譚」。佐助と才蔵、卓越した二人の忍びが天下の再びの争乱を謀った・・・・・。信長暗殺を大胆に構想で描く「本能寺」。鎌倉から戦国まで武士たる者の壮絶な一瞬を捉えた歴史譚集「もののふ」「戦国武士」等、激動期に生命を賭して美を貫いた男どもの苛烈極まりない死に様を描く12の傑作。

    3008.9.17 読了!

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著者プロフィール

1917年-1978年.岡山県生れ。慶應義塾大学支那文学科卒業。在学中より「三田文学」に現代ものの短編を発表。戦後、「書評」の編集長を経て、創作に専念。1951年、『イエスの裔』で第26回直木賞を受賞。以後、時代小説を中心に創作し1956年より「週刊新潮」連載開始の『眠狂四郎無頼控』は、剣豪小説の一大ブームを起こす。1969年に『三国志英雄ここにあり』で第4回吉川英治文学賞を受賞主な作品に『赤い影法師』『御家人斬九郎』『剣は知っていた』『決闘者 宮本武蔵』『チャンスは三度ある』など多数。

「2022年 『第8監房』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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