薄桜記 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (695ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101151052

感想・レビュー・書評

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  • 本作に「忠臣蔵を描いて比類なし」といううたい文句が付いているのをみたことがありますが、本筋は、丹下典膳の物語であり、忠臣蔵(一連の赤穂騒動)はサイドストーリーになります。
    それでも、昭和40年代に書かれたものとは思えないくらい現代的な、騒動に対する考察の冴えは素晴らしいと思います。

    メインの丹下典膳の物語は、谷中七面社を舞台にして、桜の邂逅から雪の決闘に収束していく流れが本当にきれいで凄みを感じます。

  • 久々の五味康祐。文章に酔い痴れる。

  • 良い。
    ドラマが良く出来ていた事を再認識。二人の出会いの場面は素晴らしかった。配役も良かった。

  • あまりにも武士であり続けた安兵衛と典膳。2人を中心に忠臣蔵の裏側を知ることが出来る。これは間違いなく本物だ。武士の誉れと華々しく描かれ続ける赤穂浪士。その討ち入りまでの人間模様に本当があったと思う。傑作だ。

  • 最後まで武士の誇りを持ち生きた 、丹下典膳。
    妻・千春との結ばれることのできなかった恋…
    本当に切なかったです。でも、その姿はとても素敵だと思います。

  • 討入りが主題ではなく、創作人物・丹下典膳の武士道を描く。虚構のアンチ忠臣蔵をもって、元禄 赤穂事件の真相に迫っているのが傑作だ。

  • 丹下典膳と堀部安兵衛の心的な交流を虚構して描く。
    題材は陳腐かもしれない。だがさすがに時代小説の手練れだけあって、長編でも飽きさせない。不思議なリズムが支配している。

  • 今まで忠臣蔵ものは5~6冊読んだけど、これがおもしろかった!
    講談、その他のも少しずつ制覇していかないと、、、果たしてこの分野だけでも全制覇はきびしいなぁ。。。

    出来れば、映像化される前に見るべきだった!最近、しょうもない脚色が多すぎる!!

  • 丹下典膳の生き方に武士の姿をみる。

  • NHKの時代劇が良かったので、原作本を読んでみたのですが、⁇⁇脚本化が良かった。という事で…。
    私的には微妙でした。

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