文豪ナビ 司馬遼太郎 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2021年1月28日発売)
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本棚登録 : 123
感想 : 9
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  • 本 ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152004

作品紹介・あらすじ

『国盗り物語』『新史 太閤記』『関ケ原』の戦国三部作、『燃えよ剣』『竜馬がゆく』の幕末もの、明治の実像を描いた『坂の上の雲』──歴史のなかの人物を掘り起こし、新たな命を吹き込んだ司馬遼太郎。日本とは何か、日本人とは何かを問い続けた国民的作家の魅力に迫る。代表作のジャンル別の紹介・くわしい評伝・作品をより楽しむためのコラムや読み物など、文豪の新たな魅力を発見できるシリーズ!

感想・レビュー・書評

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  • 私は今まで歴史小説には苦手意識を持っていました。登場人物を覚えるのが苦手なのと、名前が読みづらいからです。しかし、この本を読み終わって、司馬遼太郎の本を読んでみたいと思うようになりました。特に『燃えよ剣』『竜馬がゆく』『坂の上の雲』を読んでみたいです。
    速読、一度資料を集め出すと本屋から関連する書籍が消えるなどのエピソードも知ることができました。22歳の自分へ送るために物語を書いているというエピソードも素敵です。
    すごいと思ったのが、資料を読み頭の中で世界観を作り出して執筆していることです。インターネットもない時代にその情報が本物か偽物かを見極める"眼"を持っていることがすごいです。

  • 司馬遼太郎と山崎豊子、思い出すと頭が下がる「超大物」との交流秘話 | 文春は、お嫌いですか?元編集長の懺悔録 | ダイヤモンド・オンライン
    https://diamond.jp/articles/-/255948

    新潮文庫/編 『文豪ナビ 司馬遼太郎』 | 新潮社
    https://www.shinchosha.co.jp/book/115200/?bnk20210215

  • ガイドブック.作品をかいつまんで紹介してくれるのでありがたい。これから日本史をや地直して、実際の司馬文学を読みたい。

  • 街道を行くシリーズ以外はだいたい読んだ。執筆量、所蔵書数は驚くべき量で、講演のCD週もなかなか楽しい。司馬遼太郎記念館にも行ったが、東大阪市にある自宅に隣接しており、毎年文芸部門の収入が断トツ一番だった割には自宅はそれほど大きくない。作中の主人公たちと人柄が出てるなと思った。2022.5.15

  • 「文豪ナビ」とは評伝、作品ガイド、コラム等で文豪の作品世界を徹底ガイドするシリーズ。「国盗り物語」「燃えよ剣」、「竜馬がゆく」、「坂の上の雲」・・・歴史のなかの人物に新たな命を吹き込んだ司馬遼太郎作品の読みどころを完全ガイド。

  • p.2021/2/3

  • 新潮文庫編集による<文豪ナビ>待望の一冊です。〝日本とは、日本人とは何かを常に問い続け、数多くの歴史小説とエッセイを遺した司馬遼太郎〟を5つのキーワ-ド(1.戦国三部作『国盗り物語』『新史太閤記』『関ケ原』2.竜馬と歳三 3.大阪 4.旅 5.蔵書)で迫る入門編です。長年連れ添った<みどり夫人>は、司馬遼太郎の最も嫌ったのは「頑張るぞ」という言葉でしたとあります。「そういう掛け声や気合だけで、この国が先の悲惨な戦争に突入していったこと日本人らしくない精神主義を厳しく問いただした人でした」と。

  • 読みたい本が増えてしまった。
    困難に立ち向かい、仲間と共に行動すれば乗り越えられる。

    《感動部分抜粋》
    司馬遼太郎が残してくれた多くの知識と教養の物語は、私たちに強く語りかけている。どんな困難に直面しようとも絶望に立ちすくんではならないと。人間は、見て、考え、志を養い、思いを誰かと共有しながら行動すれば、苦難を乗り越え未来への道を拓くことができる。

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