燃えよ剣(上) (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (592ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152080

作品紹介・あらすじ

幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。武州石田村の百姓の子"バラガキのトシ"は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。「竜馬がゆく」と並び、"幕末もの"の頂点をなす長編。

感想・レビュー・書評

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  • ※上下巻通しての感想は、下巻で纏めて書きます。

    【読もうと思った理由】
    歴史好きならほとんど誰もが知っている、司馬遼太郎氏。実は今回が初読みになる。昔から読もう読もうと思っていても、なぜか実際に読むことはなく、現在まで至ってしまった。理由は自分でも分かっている。ハマってしまうのが、怖くもあり、若干嫌だったのだ。怖い理由は簡単で、本好きの人なら図書館には、ほどんどの人が行かれたことがあるであろう。文学コーナーに、各作家の全集コーナーがあると思う。そこにある日本人作家の中で、確か司馬遼太郎氏の全集の冊数が、もっとも多かったんではないだろうか?そう、ちょっと引くぐらい多いのだ。まぁ全集ではなくても、没後20年以上経つのに、少し大きな本屋に行くと、司馬遼太郎氏だけ、作家単独でコーナーを設けられていたりする。そう、一人だけ別格扱いなのだ。

    天の邪鬼ほどではないにしても、あまりに人気が特出した作家は、避けたい気分が多少なりとも出てきてしまう。なので、僕が小学生、中学生頃は、赤川次郎氏が絶大な人気を誇っていたし、また2,000年代前半の頃の東野圭吾氏の人気も、異常だった記憶がある。なので人気絶頂期だった頃は、両氏とも一冊も読んでいない。なんか単純にミーハーみたいで嫌だったのだ。それと似た様な感じで、司馬遼太郎氏は避けていた。ただ、いい年齢になり、食わず嫌いではないが、読んだことも無いくせに敬遠しているのは、単純に良くないなぁと思えたので、積読消化期間のいましか読むきっかけが無いと思い、今回読もうと思った。

    【司馬遼太郎って、どんな人?】
    (1923-1996)
    大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を一新する話題作を続々と発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞を受賞したのを始め、数々の賞を受賞。1993(平成5)年には文化勲章を受章。“司馬史観”とよばれる自在で明晰な歴史の見方が絶大な信頼をあつめるなか、1971年開始の『街道をゆく』などの連載半ばにして急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

    (人物エピソード)
    速読家として知られ、ある友人と家で話していたとき、その友人がコーヒーを1杯飲み終わるうちに、会話しながらであるにもかかわらず、文庫本くらいの大きさの本1冊を読み終わっていたというエピソードがある。この時読んでいたのは小説の資料(当事者の日記など)である。
    資料集めへの執念はすさまじく、一度に何千万円単位という巨費をは投じて買い集めた。司馬が資料を集め始めると、関連する古書が業界から払底したという逸話があった。当初は、軽トラックで乗り込み、古本屋に乗り込むや否や手当たり次第に乱読購入し、関係者らと荷台に乗せていったという。『坂の上の雲』執筆に際しては、神田神保町の神田古書街の古書店主らに依頼し、「日露戦争」という記述のある本を片っ端から買い集め、当時同じ題材の戯曲を書いていた井上ひさし氏が古書店に行っても資料がなかったという逸話も残る。

    自身の作品の中で最も好きな作品はと聞かれた際「空海」と「燃えよ剣」と語っている。話し上手・聞き上手として有名で「座談の名手」と呼ばれ、対談集を数多く出版した。
    交友関係も広く、池波正太郎をはじめ、桑原武夫、井上靖、榊莫山、ドナルド・キーン・湯川秀樹兄弟など多岐にわたった。池波は小説家として共に駆け出しのころの親友であり、お互いに忙しくなってからは次第に疎遠になったそうだが、司馬は池波の『鬼平犯科帳』など愛読していたという。また、小説家としての初期に励ましてくれたのは海音寺潮五郎で、海音寺の励ましがなければ小説家として立っていたかどうか疑わしいと司馬は回想している。

    晩年は宮城谷昌光を高く評価し、宮城谷から送られてくる作品を読んで手紙などで励ましつづけ、没する間際には宮城谷に「どうしても会っておきたい」と述べて会談を行っている。
    アニメ監督の宮崎駿の作品、特に『ルパン三世カリオストロの城』、『となりのトトロ』を高く評価し、宮崎と対談も行っている。その時に司馬が新聞記者時代、京都の岩屋不動志明院に宿泊した際、奇っ怪な体験をした話しをしていて『もののけ姫』の着想になったといわれている。

    【雑感】
    まだ上巻しか読んでいないが、昭和時代で最も人気があった理由が垣間見えた。上下巻通しての感想は、いつもの通り下巻で纏めて書きたいので、ここではあまり詳しく書けないが、まぁなにせ、めちゃくちゃ読みやすい。なんか普段ほとんど本なんか読まないのに、司馬遼太郎氏の本だけは、やたら読んでいる人って、皆さんの周りにも一人ぐらいはいないだろうか?その人の気持ちが、今回よく理解できた。

    司馬氏の本は、読む人が読んだら、そりゃハマっちゃうのが凄く分かる。まず各登場人物が、分かりやす過ぎるほど個性溢れて、完全にキャラ立ちしている。まるで漫画を読んでいるほどに、読みやすくハマりやすい。読みやすいのに、今作も上下巻合わせて、1,100ページ程あるので、読後の達成感も結構あるのだろう。

    また資料収集マニアの司馬遼太郎氏が書く作品は、人物エピソードにも書いたが、一冊の本を書くために、軽トラック一台分の本を買い集める。そこまでの資料を読み込んで書かれた小説は、人物描写が詳細で繊細な筆致で書かれている。よって、まるで作品に自分も登場人物の一人にでもなった様な、疑似体験ができる作品だ。

    過去読んだ中で、キャラがここまで明確に立っていた作品は、伊坂幸太郎氏の「陽気なギャングが地球を回す」の4人の主人公と同じくらい今作はキャラが明確に立っている。そりゃ社会現象になる程、爆発的人気があった理由が、よく理解できた。これ以上書くと、ガッツリの感想になってしまいそうなので、続きは下巻で纏めて書きます!

  • おれのやりたいのは、仕事だ。
    おれァ、職人だよ。
    新選組を天下第一の喧嘩屋に育てたいだけのことだ。

    土方歳三は、新選組が烏合の衆だけに、鉄の組織をつくらねばならぬと考え実行する。その結果、鬼の副長として隊士から怖れられ憎まれることにもなった。隊を緊張強化させるために、いやな命令、処置は全て自分が引き受ける。局長である近藤勇が隊士から慕われるよう、全ての憎しみを自分がかぶる。彼にとって新選組を強靭な隊にするためなら、そんなことぐらい痛くも痒くもなかったのだろう。全ては新選組のため。信念を貫きとおす歳三に漢を見る。
    そんな気概を理解しながら、いつもちょっかいを出すのが沖田総司。沖田はひそかに俳句をつくるという歳三をからかい、具足をつけ、甲冑を着こんだ歳三の姿を五月人形呼ばわりする。沖田とのやり取りを垣間見ることで、歳三とて赤い血が通う人間なのだとひそかに安堵する。
    だからと言って、「新選組副長」としての歳三はやはり鬼のような漢に違いない。

    そんな歳三が、どういう意味で沖田を選んだのか。山南敬助が脱走したときのことである。
    歳三と山南は結盟以来の古い同志である。それ故にお互い憎しみの感情が膨れてくる。その山南が脱走し、その追手として歳三は、山南が弟のように可愛がっていた沖田ひとりを向かわせる。局中法度では無論切腹である。しかし歳三は、山南が自分の大切な者に斬られるのか、それとも斬るのか。沖田が自分を大切にしてくれた者を逃がすのか、捕捉するのか。それらの判断をふたりに委ねたようにしか思えない。
    沖田の「なぜ山南は自分に追いつかれてしまったのか」と腹立たしく思う気持ちはわかる。山南の「追手が君なら、仕方がない」との気持ちも何だかわかる。それは二人の築いてきた兄弟のような関係があったから。でも、歳三はどうだったのだろう。山南が憎かったとはいえ、やっぱり長年ともに過ごした情が込み上げてきたのだろうか。それは、鬼が見せた優しさだったのだろうか。

    鬼。実は私にとって鬼は沖田かもしれない。それも美しく幽玄なる鬼。可愛らしく無邪気でありながら、たくさんの人を斬る。何だか彼の精神が孤独の深淵に沈吟しているように思えたからだ。

  • ずっと読みたかった作品、やっと読めた。
    新選組についてはYouTubeの解説動画で予習済みのため、グッと身近な物語としては没頭しました。
    時代小説にありがちな読みにくさは全く感じずスラスラ読めます。
    次はAmazonプライムで映画鑑賞!

  • 新選組をテーマにした作品は沢山あるが、今までは興味を持って、見てきたものはそれほど無かった。今回も妻からの勧めで、司馬遼太郎作品から始める。あまりにも有名な小説だ。
    京都育ち、京都住まいの私。新選組が歩いた京都の世界に、引き込まれるのにはそう時間は掛からなかった。

    時は幕末。ここ京都。その名は新選組。
    よく見るあの羽織、誠の字。色んなイメージがあるだろう。
    本書は土方歳三にフォーカスした時代小説。
    格好いいけど、どこか寂しく、不器用な男。剣に生きたその姿を描く。

    概ね、登場する人物の印象は、他のそれと変わらないが、沖田の人柄には誰だって好感を持ってしまうだろう。だから切ないのだ。

    新選組を強くする。その為に、あくまで副長であること、近藤を輝かせ、嫌われ役は引き受ける。妥協を許さぬ規律の中で、登場人物それぞれの思惑が交差する。
    また、人の感情、腹の底について巧みに表現されていて、読んでいて心が動く。

    嘘のようで本当の話。本当のようでうその話。
    全部ひっくるめて、エンタメ作品である。
    かつての日本に実在した若者たちの熱き活動を見る。

    上巻読了。
    下巻へ。

  • ずっと読みたいと思っていたけど、歴史小説は難しいと思っていたから、ずっと積んであった。
    なんでもっとはやく読まなかったんだろう。
    思っていたよりも読みやすいし(ちょっと難しいところはサラッと流しても問題ない)、日本史の知識があまりないわたしでも理解できる。
    歳カッコよすぎ。沖田総司も好き。
    下巻へ、、、

  • 司馬遼太郎さんは「坂の上の雲」を読んだ事があって、ちょっと私には難しくも感じるのですが、会話のシーンになると面白いんですよね。
    でも難しく感じるので2巻?3巻?くらいまでしかまだ読めてなかったはず。
    本作もブックオフで100円くらいで売ってたのをお買い得だぁ〜と何年も前に買った物…(笑)
    映画が公開されるとの事で、観に行けるは分からないけど先に原作を…読むなら今じゃない!?と思い本棚から引っ張り出してきました。
    挫折するかもしれん…との不安を胸に読み始めました。
    なんせ歴史に疎いのです。
    それはもう勉強し直した方が良いのでは?と思われるレベルで。
    新撰組も辛うじて近藤勇、土方歳三、沖田総司が分かるくらいでした。
    「でした」というのはゲームに新撰組が出てきて藤堂平助、原田左之助等も覚えたからです(笑)
    その勢いもあって読み始めました。
    やっぱり書き方は難しく感じる部分もあるし(特に説明してくれている部分)、何で昔の人の名前ってこんなに難しいのでしょう。
    ヒプノシスマイクに混ざっても浮かないくらいには「いや読めんて」って名前もチラホラあります。
    言葉も知らないのが出てくるので調べながら読み進めますが、それでも読了出来たのはやっぱり面白いからですね。
    面白かったんです。今更、新撰組にハマりそうなくらいには。
    土方さんと沖田さんの会話が凄く好きだし、「ふふっ」と思わず声に出して笑ったシーンもありました。
    写真を撮る話なのですが、庭で隊士がざわめいていて土方さんが不思議に思っていたら、顔を真っ白に塗りたくった近藤さんが廊下を歩いて行って、それを見た土方さんが(野郎、とうとう気がくるいやがったか)と後を追いかけて行くシーンと、松本良順という方が地顔が黒かったので白粉を厚塗りし、感光をよくするため寺の大屋根に登らされ、長時間直立不動の姿勢を取らされた結果、それを見た町の人は「南京寺にあたらしい鬼瓦ができたと勘違いし、ぞろぞろ見物に来たという話。
    想像したら凄く面白かったです(笑)
    文庫で約500頁ありましたが、全然長く感じませんでした。

  • 1962年から 1964年
    新選組副長・土方歳三の生涯。

    東京の片田舎、武蔵国多摩で、バラガキで百姓の息子である、歳三。

    幕府の浪士徴募に、大和武士と成らんとして、同道場の近藤勇らと、共に京へ出立。

    浪人集団を、とにかく強い組織にすることを目標とし、新選組を結成。
    剣の腕前と、組閣力は、確か。
    数々の維新志士達との闘いに明け暮れる。
    そこに、思想とか主義は、読めない。
    とにかく、切る。
    もう、幾つ手首が転がったんだかわからない。
    強い集団を作る、武士としてのステイタスを得ること、それが、原動力。

    歴史の流れの中央部へ向かっていく、偶然と必然。
    誰も止められない怖さ。

    近藤との折り合いも悪くなりつつ、周囲から疎まれ始め、下巻へ。


  • 【あらすじ】
    幕末の動乱期を新選組副長として剣に生き剣に死んだ男、土方歳三の華麗なまでに頑な生涯を描く。
    武州石田村の百姓の子“バラガキのトシ”は、生来の喧嘩好きと組織作りの天性によって、浪人や百姓上りの寄せ集めにすぎなかった新選組を、当時最強の人間集団へと作りあげ、己れも思い及ばなかった波紋を日本の歴史に投じてゆく。
    「竜馬がゆく」と並び、“幕末もの”の頂点をなす長編。

    【内容まとめ】
    1.新撰組の発足から失脚・殲滅までを描いた幕末物語
    2.新撰組プロデューサーの土方歳三は策士、レイプ魔、そして最強
    3.近藤勇は神格化された無能
    4.新撰組は史上最悪のブラック企業


    【感想】
    新撰組のストーリーを描いた物語。
    中でも、副隊長の土方歳三の一生を中心に描かれている。

    農民上がりで弱小道場出身の近藤・土方が何故、そもそも何故こんなにも強いのか?という事は置いといて、単純に面白い!!
    司馬遼太郎の作品は結構わき道にそれるのに、この作品はほとんどそういったヨリ道無しで、1000ページ弱でまとめられているため読みやすい!!
    新撰組発足→幕末の京舞台→維新→戊辰戦争までをたった2冊でまとめるとは・・・
    「翔ぶが如く」や「坂の上の雲」もそれぐらいにまとめろよと思う。笑
    やはり幕末はドラマチックだなー

    坂本竜馬が大好きだけど、幕末は色んな視点から読んでみるとより面白いな。
    今度は長州目線の「世に棲む日日」を読みたいなー


    【引用】
    p192
    「つまりは、こうか。新党結成の願いを、芹沢を通じて京都守護職様に働きかけさせるのか。」
    「そうだ。芹沢は毒物のような男だが、この際は妙薬になる。そのうえ都合のいいことに芹沢一味の5人とは、同じ宿ときている。」
    もしこういう偶然がなければ、新撰組は出来上がっていたか、どうか。

    土方歳三と近藤が、入洛(じゅらく)後まず熱中した仕事は清河斬りであった。


    p197
    近藤は苦しくとも精一杯のお世辞は言わねばならぬ。
    これが黒幕の土方歳三が引いた図式なのである。
    事を成すまでは、どうしても芹沢鴨という男が必要だった。


    p212
    軍用金はどうなるのか。
    13人の隊士の食う米塩をどうするのか。
    壬生の郷中の者は、隊士の服装を見て、みぶろ、壬生浪、と嘲り始めていた。


    p248
    「罪あるは斬る。怯懦(きょうだ)なるは斬る。隊法を乱す者は斬る。隊の名を?(けが)す者は斬る。
    これ以外に、新撰組を富岳の重きに置く法はない。」
    「歳、きくが」
    近藤は、冗談めかしく首をすくめた。
    「俺がもしその4つに触れたとしたら、やはり斬るかね?」
    「斬る」
    「斬るか、歳。」
    「しかしその時は私の、土方歳三の生涯も終わる。あんたの死体のそばで腹を切って死ぬ。沖田総司も死ぬだろう。天然理心流も新撰組も、その時が最後になる。」


    「近藤さん、あんたは総帥だ。生身の人間だと思ってもらっては困る。
    奢らず、乱れず、天下の武士の鑑であってもらいたい。」


    p274
    歳三の持っている唯一の可愛らしさが、おそろしく下手で月並みな俳句
    「公用に、出て行く道や 春の月」
    「知れば迷ひ 知らねば迷はぬ 恋の道」
    朝、佐絵を想った。想うと、たまらなくなった。


    p304
    戦場の場で臆した者は、後で必ず処罰した。処罰といっても在来の武家社会にあった閉門・蟄居(ちっきょ)といった生温いものではない。全て死罪である。
    隊士にしてみれば、乱刃の中で敵に斬られるか、それとも引き上げてから隊内で斬られるかのどちらかであったから、決死の日常である。

  • 日本最強の喧嘩屋集団、新撰組を組織する。
    組織を強くするのは気組と秩序。そして例外を認めないこと。

  • 土方歳三の生涯を描いた幕末ものの有名作を読んでおかねば、と思い。
    前半というよりずっとか、バラガキっぷりがすごい。
    読みながら、三谷幸喜大河ドラマの香取慎吾・山本耕史がイメージのベースだった。
    (あとでウィキペディア見てたら、歳三の姉夫婦や清河、芹沢一派も出てたのかと知る)
    やはり近藤よりも副長としての軍略家土方の働きが新撰組を生んだのか、と改めて実感。
    24冊目読了。

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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