胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)

著者 : 司馬遼太郎
  • 新潮社 (1983年11月発売)
3.61
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  • 54レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (483ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152271

胡蝶の夢〈第1巻〉 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 語学の天才にしてコミュ障の島倉伊之助、その兄貴分の蘭方医・松本良順の物語。伊之助は本当にどうしようもない奴ですが、憎めないのです。
    (余談)HNを決める際、たまたまPCの傍らに置いてあったのがこの「胡蝶の夢」でした。もし、これが「菜の花の沖」であったならば、私のHNは高田屋嘉兵衛になっていたことでしょう。

  • 全四巻。1ヶ月弱かかって読みました。なぜかわからないけど江戸時代の蘭学→医療のジャンルがとても好き。この作品も1巻だけ買ってあってずっと積ん読でしたがこの度無事に読了。

    松本良順はマンガ「風光る」にもでてくるけれど、ちょうど弾左衛門のくだりを読んだ次の日に本屋で新刊見つけて買った「風光る」最新刊にも同じ記述が出てきたのはものすごく個人的にテンション上がりました。

  • 江戸時代末期、西洋医学の黎明期に生きた人達の物語(かな?)

    主要人物の一人、伊之助は、漢文でも蘭語でも、一瞬で身につけてしまうというレベルの語学能力の持ち主。そして、その能力は、西洋医学を学ぶのに大きな力となる。なのに、その言葉を使って人間関係を築き上げる能力についても、逆方向に異能。

    読んでいて、共感するというより遠くで眺めるタイプの人物なだけに、序盤の1巻目では、頁をめくるペースはなかなかあがりません。でも、医学の世界を舞台にした幕末物は、なかなか興味深く、先が楽しみです。

  • ◆きっかけ
    娘と見ていた『にほんごであそぼ』のラストのみわサンの言葉が荘子の胡蝶の夢の一文「荘州夢に胡蝶となる」で、全文を読んでみようとAmazonで調べたらこちらが出てきて。チラッと見たレビューで興味を持って。2017/6/5

  • 相変わらずの濃い内容に圧倒されます。いつもながらに余談が多く、深みが増します。故に読むのにも時間がかかりますね。
    主人公、伊之助は相当な変わり者。作者が取り上げた伊之助はどのように立ち回るのか期待しながら読み進めたいです。勝海舟等、ビックネームがどう絡んでくるかも楽しみの一つですね。

  • 15/11/29読了

  • 日本の身分制社会を医学から見た作品。今の日本にも継続性が見られるのではと思う。

  • この前に『あい ?永遠に在り』高田郁を読み、主人公の関寛斎がこの『胡蝶の夢』でも出ていることを知り、久しぶりにこの司馬作品を読もうと古い本棚から引っ張り出しました。新潮文庫、昭和60年の第6刷。小口がまっ茶色になった本です。再読のはずですが、中身は記憶のかなた。
    調べたら『朝日新聞』朝刊に、1976年11月11日から1979年1月24日まで連載されたとあります。3年かけて掲載したが為に、読者の記憶を呼び起こすためなのでしょうが同じ話題が何度も繰り返されます。また、そろそろ小説から学者的になりつつある時期なのか、本筋には関係の薄い余談も多く出てきます。このため物語に弾みが感じられません。
    そんなこんなで読了まで3週間もかかってしまいました。
    この本を読んでいると、明治維新は開国とそれに伴う富国強兵策であったとともに、封建社会における身分制度の破壊であり、それが蘭学という医学の世界から始まったことが良く分かります。
    ただちょっとしんどかった。達成感はありますし、知的に楽しくはあったのですが。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    黒船来航で沸き立つ幕末。それまでの漢方医学一辺倒から、にわかに蘭学が求められるようになった時代を背景に、江戸幕府という巨大組織の中で浮上していった奥御医師の蘭学者、松本良順。悪魔のような記憶力とひきかえに、生まれついてのはみ出し者として短い一生を閉じるほかなかった彼の弟子、島倉伊之助。変革の時代に、蘭学という鋭いメスで身分社会の掟を覆していった男たち。

  • 蘭学者松本良順、島倉伊之助。勝海舟。

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