司馬遼太郎が考えたこと (11) (新潮文庫)

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  • 本 ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101152530

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  • 1981.1~1983.5の間のエッセイです。
    司馬さんが57歳~60歳。
    面白かったのは、同じ大阪人同士の田辺聖子さんとのやりとり。
    日本仏教と迷信産業
    ドナルドキーンさんとの対談集の裏話。
    司馬サンお得意の「密教の誕生と美術美術」
    お釈迦さんの仏教とは別物の密教、歴史的な分析でとても解りやすかったです。
    「綿畑のなかの稲穂」ですが、大阪経済の将来性への不安が的を得ていました。
    最後に谷沢永一さんの「ある選考会の夜」のお話
    山片蟠桃賞を提唱された司馬サンですが、選考委員会の座長を務めておられ、他の委員との身の処し方が爽やかだったというお話。
    司馬サンらしいお話だったと思いました。

  • 18/7/5読了

  • 09.8.11

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著者プロフィール

司馬遼太郎(1923-1996)小説家。作家。評論家。大阪市生れ。大阪外語学校蒙古語科卒。産経新聞文化部に勤めていた1960(昭和35)年、『梟の城』で直木賞受賞。以後、歴史小説を次々に発表。1966年に『竜馬がゆく』『国盗り物語』で菊池寛賞受賞。ほかの受賞作も多数。1993(平成5)年に文化勲章受章。“司馬史観”とよばれ独自の歴史の見方が大きな影響を及ぼした。『街道をゆく』の連載半ばで急逝。享年72。『司馬遼太郎全集』(全68巻)がある。

「2020年 『シベリア記 遙かなる旅の原点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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