十三人のユダ―三越・男たちの野望と崩壊 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (610ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101154114

感想・レビュー・書評

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  • 『住友銀行秘史』で言及されていた三越事件について読んでみたくなり、事件を実際に取材、記事にして告発した記者の筆になる「小説」を読んでみた。

    昨今、経営ガバナンス、ガバナンスとうるさく言われていて、正直やり過ぎではないかという印象を受けていたのだが、過去にこういう事件があったのが背景にあるわけね…。こういう企業の私物化や不正経理は資本主義社会が経済成長していく上では避けて通れない成長痛のようなものだとは思うが、暴力団を使った脅しや、女絡みのドロドロなど、あまりに酷い。

    『住友銀行秘史』と比べると、ぐいぐい読ませる格段の面白さがあり、やっぱり小説仕立ての方が読みやすいよな。

  • 高杉良さんの『王国の崩壊』を読んで、よりディテールが描かれている大下作品も読みたくなり、読了。

    岡田茂が三越社長にのしあがるまでと、クーデターの緊張感がこっちのほうがリアル。いやー、面白かった!
    まさに勧善懲悪、スッキリ。

    十三人とは、十三人の裏切り者が実際にいたわけではなく、蚊帳の外にいたかつての部下までもが裏切りに加担したという意味で、十二人の使徒+1にしたらしい。

  • 想像以上にすさまじい作品だった。
    噂にだけ聞いていた、三越の岡田社長のエピソードが克明に描かれていた。
    どこまで本当かはわからないけど、なんかおもしろかった。
    竹久みちって、本当にこんな人だったんだろうか?
    こんなん、人としてあり得ないよなぁ。
    ところで、大和さんらしき人も出てきましたねぇ。
    社長室長の「大山和夫」って人がそうじゃないかなあ。
    大和さんもそうだけど主要人物はみんな偽名になっている。
    いちおう気になった人をちょっと調べてみた。(わからない人もいるけど)
    岡岩茂:岡田茂
    竹原みち:竹久みち
    小川四郎:小山五郎
    坂口一明:坂倉芳明
    正田俊巳:
    松村伊三男:松田伊三男
    市川光:市原晃
    杉山忠誠:杉田忠義
    河井正:河村貢
    瀬戸直介:瀬長良直
    大山和夫:大和秀男?
    町田:町井久之

  • ビジネス界の権力闘争というのもまたすさまじいねえ。まるで極道の切った張っただ。

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