秘録・陸軍中野学校 (新潮文庫)

  • 新潮社 (2003年7月30日発売)
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感想 : 26
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  • 本 ・本 (704ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101155210

感想・レビュー・書評

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  • わが家に関わる記載あり(P201)。

  • 週刊誌的な散文的でトピック過ぎる。

  • 一行目:スパイの、歴史をたずねることはむずかしい。

    私の好きな「ジョーカー・ゲーム」シリーズのモデルになったときいて。
    面白かったんだけど、タイトルをみると、その学校での授業内容等が読めるのかなと思っていたら、残念ながら違った。
    陸軍中野学校出身の誰々、という形の登場。

    他の作品で学校のことが書いてあるものもあるようだか。そのうち読んでみよう。

  • 中野学校を中心に、日本の戦中の諜報・謀略の実態を綴るノンフィクション。
    「謀略は誠なり」のモットーで暗躍した工作員たち。
    秘密や偽りを生業とする彼らだからこそ、その行動原理中心に誠を置いていた、と信じるのは無邪気な見方にすぎるだろうか?

  • 面白かった。
    文庫化にあたり六十章の内二十八章しか収録できていないと言う。
    上下二巻か、三巻ぐらいにして完全版を出してもらえないだろうかと思う。
    戦中、吉田茂を調査しているエピソードが面白かった

  • HS4a

  • 陸軍中野学校から想像していた諜報・謀略というイメージとは違った印象を持った。この学校が参謀本部はもとより陸軍内でも理解されていなかったことも驚きだ。一部の有志が情報戦略の重要性に気づき、優秀な人材を軍の前例に拘らずに集め、手探りで諜報活動等を教育していった。謀略は『誠』なりの精神を実現しようとした学生達。著者が本書を執筆できたのも、中野学校に対する真摯な思い=誠がなせる技だったのかも知れない。

  • 2015年に一度読んでましたが、今回2017年4月二度目の完読を終えました、私の祖父(明治35年生まれ)は海軍でしたが満州国、上海、最後は海南島に陸戦隊としていたらしいです…
    この当時のアジア史をもっと知りたかったからのめり込みました。

  • 小説ジョーカーゲームの元となった
    資料でありながら、読ませる
    証言や資料満載の一冊です。

  • てっきり、陸軍中野学校で行われていた教育についてドーンと書かれた書だと思っていたら、実はそれに関する描写はほんの僅かで、ほとんどは20世紀前半の日本軍における謀略や諜報活動にまつわるエピソードの記述だということが分かり、ちょっと拍子抜けした。

    本筋とは離れた余談ながら、徳川幕政と武士道に関する著者の考察は面白いと思ったし、また柳広司氏の「ジョーカー・ゲーム」シリーズが忠実に陸軍中野学校をモデルにしていることや、小野田寛郎氏が中野学校出身だったということを初めて知り、非常に興味深かった。

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