剣客商売 (新潮文庫 い 16-23)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156231

感想・レビュー・書評

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  • 旧仮名遣いは多少あったにせよ、
    半世紀も読み継がれる
    まさに名作だろう。
    剣の達人は
    人生の達人でもあるのだ。
    齢六十歳を
    老人扱いしてはならない。
    男の手本のようであり
    羨ましくもある…。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB99747437

  • 2回目

  • お目ざに、裏の井戸の中で冷やしてあった「白玉」♡

  • 面白い
    色褪せない

  • 「鬼平」に続いて、手を出してしまった。。老剣客と息子のの活躍譚。

  • 2017.9
    登場人物がありありと浮かんでくる。生き様がかっこよい。

  • 池波正太郎って、読み出したら止まらなくなりますな。

    真田太平記から始まって、藤枝梅安シリーズを読破して、今はこの剣客商売。

    こんな読みやすい文章で、しかも登場人物の性格を生き生きと書き分けている。素晴らしいね。

  • すっごく面白いです!
    なんで今まで読まなかったのか、悔しいです。一冊では我慢できない。早く続きが読みたいー。シリーズ一気読み確実!

  • 時代小説。「剣客商売」シリーズ第1弾。7作。
    「女武芸者」「剣の誓約」「芸者変転」「井関道場・四天王」「雨の鈴鹿川」「まゆ墨の金ちゃん」「御老中毒殺」

    秋山小兵衛とその息子、大治郎が江戸中期、田沼意次時代に剣客として活躍する。
    小兵衛の若妻・おはると、小兵衛の腕に惚れた意次の妾腹の娘・三冬が微笑ましい。

    シリーズものなので、まだまだ続きがあるよう。
    1巻は小兵衛60歳、大治郎25歳前後の話。
    物語に引き込まれ、コツコツシリーズを制覇したいと思います。

  • 初めての池波正太郎の作品。
    秋山小兵衛・大治郎親子が主役の話。

  • 勝ち残り生き残るたびに、人の恨みを背負わねばならぬ。それが剣客の宿命なのだ――剣術ひとすじに生きる白髪頭の粋な小男・秋山小兵衛と浅黒く巌のように逞しい息子・大治郎の名コンビが、剣に命を賭けて、江戸の悪事を叩き斬る――田沼意次の権勢はなやかなりし江戸中期を舞台に剣客父子の縦横の活躍を描く、吉川英治文学賞受賞の好評シリーズ第一作。全7編収録。

  • 久々の更新

  • ドラマを見て原作を読みたくなった時代劇小説です。
    作中に食の件が出てきますが読んでいて食べたいと思うのは私だけでしょうか。

  • おっ、読んでるねえ藤田まこと。と言われてええっ藤田まことなの~とびっくり。わたしはこれをテレビで見た覚えがないんだよねえ。というかこんなにかっこいい時代小説見たことない!わたしにとっての新しいポイントは、勧善懲悪ものじゃないところ。恨みを背負ったり、背負わせたり、でも愛情のために手を出してしまったり、ぐっとこらえて厳しいことを言ったり。そういう職業の厳しさや、人の温かさや、どうしようもない愛情とかが書かれている。ストーリーの面白さ、妙さだけではなく深い洞察力によっていろいろな感情が書かれていて、あっこれは小説じゃないか、すごくいい小説じゃないか~というところが、私にとっては新鮮でした。人と人とは割り切れない、というのを人が表現してしまうと「あっいい人だなあ、魅力的な人だなあ」という人への興味で終わってしまいそうだけれど、小説で書かれているので、何もないところから、この何とも言えないまぜこぜを表現しているのがすごい。文章がとにかくさっぱりしていて、みだりにこちらにいざなおうというかんじはないのだけれど、その奥にある深みがものすごい。
    田沼意次にだしたおかしがおいしそう。おさけもおいしそう。

  • 主人公の秋山小兵衛・大治郎親子が圧倒的に強すぎて、いい意味で全くハラハラしない。
    時折挿まれる色恋もいい味だしてます。
    あまり時代小説は読まないんですがさすが池波先生、面白いです。

  • 剣術を生業とする秋山親子のちょっとした画策や厄介事を題材とした短編でつづられるストーリー。

    時代背景や登場人物の設定にも余念がなく、個々の感情がうまく伝わってくる作品。

  • 次がドンドン読みたくなる本だねぇ。TV版はキライだが本はイイぜ。

  • 全巻ある

  • 記念すべき人気シリーズ第一作はタイトルそのまま。

    シリーズ全作を読んで、またこの作品を読むと、
    当たり前だが、登場人物がまだまだ若い。
    (どこぞのテレビアニメとは違い、
    こちらの作品では皆、ゆったりとはしているが、
    しかと年を取る。)

    シリーズ最終巻となる「浮沈」の際、
    主役の秋山小兵衛が66歳になっているが、
    こちらの第一作の時は間もなく60になるか、
    といったところ。
    息子の大治郎は25歳、まだ独身で、
    剣術の道場を開いて入門者は誰もいない、って状態。

    これから6年間の間に、
    この剣客親子がどのような活躍をして、
    どんな人々が家族として、仲間として、
    彼らの人間関係、交流関係の輪の中に加わるのか、
    どんな敵が彼らの前に現れ、ストーリーに華を添えるのか、
    彼らの先にはどんな展開が待ち受けているのか、
    この後の作品を読む事が楽しみになる「始まり」の作品。

  • 剣客商売シリーズ第一作!
    江戸の一角に小さな道場を構えた秋山大治郎。すぐ近くに住むその父、秋山小兵衛。一人一人が個性的ながらも剣と関わり生きていく人間達…。
    たびたび巻き起こる騒動を、時には息子のため、時には依頼され、隠居となって暇を弄ぶこへえが仙人のように活躍している!

  • 2007/11/25

  • 剣客秋山小兵衛!

  • 痛快です。

  • 面白い。小兵衛も大治郎も三冬もおはるも。

  • 言わずと知れた剣客商売。
    根深汁がどうしても想像できなかったが、料理本を購入しやっとこ白葱であったことを知る。しかし鴨とか大根とかがうまそうだなぁ。

  • 何も言わず。読んで。そしたらその意味がわかります。

  • 時代小説って面白いんだ!

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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