黒白 上巻: 剣客商売番外編 (新潮文庫 い 16-31)

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  • 新潮社
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  • Amazon.co.jp ・本 (501ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156316

感想・レビュー・書評

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  • ひたすら面白い

  • 「剣客商売」番外編の前編。

    剣客商売シリーズが未読であってもこちらの作品は
    十分楽しめる作りとなっているが、
    先に「剣客商売」を一巻だけでも読み、
    主人公の秋山小兵衛の人となりを知り、
    彼の活躍する物語の世界のイメージを膨らませてから、
    こちらを読んだ方が、
    より一層作品の世界を豊かに楽しめると思う。

    「剣客」では60代で、二十歳過ぎの息子のいる
    秋山小兵衛だが、こちらではまだ32歳で結婚当時の話。

    かつて小兵衛と試合をし、その2年後に真剣での勝負を
    約束した剣客波切八郎が辿る数奇な運命。

  • 95年29刷本

  • 秋山小兵衛と真剣勝負の約した波切八郎。
    故あって、浪々の旅に出た波切の運命は劇的に流転を繰り返す。
    そして、小兵衛と約した勝負の日に現れなかった。

    やがて、波切の消息を知ることとなった小兵衛は…。

    秋山小兵衛と波切八郎
    対照的な生き方を描いた作品なのです。

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著者プロフィール

大正十二(一九二三)年一月二十五日、東京市浅草区聖天町生まれ。昭和十(一九三五)年、下谷区西町小学校卒業、株式仲買店勤務。昭和十四年より三年ほど証券取引所にあった剣道場へ通い、初段を得る。旋盤機械工を経て昭和十九年、横須賀海兵団入団。敗戦の翌年、東京都職員として下谷区役所の衛生課に勤務。昭和二十三年、長谷川伸門下に入る。昭和二十五年、片岡豊子と結婚。昭和二十六年、戯曲「鈍牛」を発表し上演。新国劇の脚本と演出を担当する一方、小説も執筆。昭和三十年、転勤先の目黒税務事務所で都庁職員を辞し、作家業に専念。昭和三十五年、『錯乱』で直木三十五賞受賞。『鬼平犯科帳』『剣客商売』『仕掛人・藤枝梅安』の三大シリーズや『真田太平記』等、数々の小説で人気を博す一方、食や映画、旅に関する著作物も多く上梓した。受賞歴はほか吉川英治文学賞、大谷竹次郎賞、菊池寛賞等。平成二(一九九〇)年五月三日、入院していた東京都千代田区神田和泉町の三井記念病院で死去。小社では同じく単行本未収録のエッセイ集『一升桝の度量』(二〇一一)と初期戯曲集『銀座並木通り』(二〇一三)を刊行している。

「2022年 『人生の滋味 池波正太郎かく語りき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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