真田太平記(一)天魔の夏 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (519ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156347

感想・レビュー・書評

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  • 全12冊もらいもの。
    12冊集中して読めるかなー、途中で他の本読みながらになるかなーと思いながらも読み進んでる。
    歴史小説では作者の取材や資料による作者の考察が出ているのが興味深いですね。「〇〇城の跡地は今はこうなっていて…」「この人物はこういう人だったのだろう」などなど。

    物語は、武田勝頼自刃により武田家は滅亡し、武田家に仕えていた真田家は一族の存続のため新たな道を探る…というところから始まります。

    真田家当主昌幸は36歳。知略を尽くして真田家存続を図ります。女性付き合いもなかなか派手で、公家から妻となった正室山手殿とは揉めています。
    長男源三郎信幸17歳、年の割には老成して冷静かつ観察力もあり、武略にも優れ…と理想的な嫡男なんだが、お堅いのが苦手な昌幸とはちょっと距離がある。
    次男源二郎信繁は16歳。自由奔放天衣無縫。昌幸からは溺愛されています。信繁も父と兄を尊敬し、性格も外見も似ない兄とは言葉を交わさなくても分かり合う信頼関係。

    真田家は草の者(真田家における忍者の呼び方)を操り、情報収集や戦の帆さに役立てています。戦とは始まる前にもう決まっている、だから優秀な草の者が必要です。
    「真田太平記」では武将たちの活躍とは別に忍者たちの活躍にもかなりページを割いています。そして草の者たちにとっては、自分たちを同等の人間として扱ってくれ、評価してくれる真田家は非常に暖かく、命を賭けるに値する主君としています。
    主な草の者は、統領の壺谷又五郎、女忍びのお江(こう)。彼らは戦忍びとして他の藩に潜入したり、戦場で情報収集をしたり、戦を裏から支えます。

    草の者ではないけれど近い位置にいるのは源二郎信繁の側仕えの向井佐平次。源二郎信繁に気に入られたり、壺谷又五郎からも目をかけられ、まあ読者に近い目線で真田家を見る役割というところ。


    NHKでのドラマは観たことがあります。
    原作では「小柄」な真田家当主真田昌幸が堂々たる丹波哲郎さん、
    父とよく似た「小柄」な次男源次郎信繁は見目麗しき草刈正雄さん、とは思い切ったキャスティング(笑)。渡瀬恒彦さんが真田信幸というのは、年齢上に堂々とみえ思慮深くあまり感情を出さないという方向性はあっていますね。
    壺谷又五郎は夏八木勲さん、お江は遥くららさん。

    第一巻の終わりは本能寺の変。副題の「天魔の夏」は、明智光秀が本能寺に主君の織田信長を討ち取ったことを「天魔に魅入られたとしか思えぬ」と記載しています。
    天下は誰の物に…真田家の行く末は…

    • mkt99さん
      淳水堂さん、こんにちわ!(^o^)/

      ひょえ~!遥くららさん、真田丸の宣伝番組に出ておられたのですか!
      それは観たかったなあ~。(+...
      淳水堂さん、こんにちわ!(^o^)/

      ひょえ~!遥くららさん、真田丸の宣伝番組に出ておられたのですか!
      それは観たかったなあ~。(+_+)

      誰かYoutubeにUPして~。m(_ _)m
      2017/02/18
    • 淳水堂さん
      mkt99さん
      こんにちは!

      遥くららさん、2016年1月8日のあさイチのようでした。
      動画はみつからず(++;)、ですが個...
      mkt99さん
      こんにちは!

      遥くららさん、2016年1月8日のあさイチのようでした。
      動画はみつからず(++;)、ですが個人ブログやまとめサイトで画像は出てました!
      個人やまとめってリンクはまずいのかな?

      検索ワード
      ・NHKあさイチ『プレミアムトーク・草刈正雄』
      ・遥くらら
      …あたりで入れてみてくださいませ。
      ご本人がテレビ出演ではなく、別撮りVTR出演ですが。

      くららさんの後に三谷さんからのコメントで
      「ぼくは真田太平記のファンでDVDボックスも持っています。
      草刈さんには是非出演していただきたかった。
      遥くららさんにも出演していただきたかったのですが引退していらっしゃるので残念ながら敵いませんでした」
      …みたいなことを言っていた記憶。

      両方に出ていた俳優さんは、草刈さん、榎木さん以外は、向井佐平次の方が九度山村長さんでしたが、遥さんが出るとしたらどんなだったでしょうね。お通さんとか??さすがに年上すぎるか。

      しかし三谷さんも真田太平記を観ながら、違う作品を作らなければいけなかったのは大変&すごいなあと思います。
      2017/02/19
    • mkt99さん
      淳水堂さん、こんにちわ!(^o^)/

      わー、ありがとうございます!m(_ _)m

      早速、拝見させていただきました。(^o^)
      ...
      淳水堂さん、こんにちわ!(^o^)/

      わー、ありがとうございます!m(_ _)m

      早速、拝見させていただきました。(^o^)
      お年を召していらっしゃるとは思いますが、上品に素敵に年を重ねておられますね。
      またお顔を拝見できて嬉しかったです。(^o^)

      遥くららさん、是非、出演していただきたかったですね~。(^_^)

      『真田丸』には『黄金の日々』の松本幸四郎さんが同じ役で出演して話題になっていましたが、自分は三浦浩一さんに『風神の門』の霧隠才蔵役で出演してほしかったです。
      あと、十勇士には揃って欲しかった!(笑)

      三谷さんはプレッシャーがあったと思いますが、見事、自分の世界観を貫き通しましたね。(^_^)
      2017/02/19
  • 以前に単行本で読んだ作品だが、初めて読むように新鮮で、ストーリー展開が面白い。

  • これも長く積んでた。もう読まないから古本屋に売ろうとしたら、古本屋のおじさんに「面白いから読みなさい」って言われてひっこめた。でもそれでもほっといて、ようやく。大河も始まるし、大長編だけれども読もう。面白いです、たしかに。

  • 久しぶりに読むボリュームある歴史物。
    人物紹介巻、まだ特に気になるキャラは見つかっていない。
    これからどんな凄い物語を読ませてくれるのかと期待。

    が、解説にあるキャラクターに関して(虚構パートにおいて)少々のネタバレあり。
    文庫版北方謙三「水滸伝」でもあったがシリーズ物の1巻でそうゆうのは本当に勘弁してもらいたい。
    文庫版北方「水滸伝」の1巻の解説は酷過ぎた。

  • 読みやすーい。
    幸村が主人公かと思い手に取ったけど、違ったようで・・・^^;
    この方の著書は初めて読んだけど、とても読みやすいまろやかな文体で良かったです。
    最終巻まで読了できそう。

  • むっちゃ好きな一冊です。日本人はやっぱり判官贔屓だよね。ただ昌幸が真田家を残すためにあらゆる手段を講じるところ、凄みを感じます。上田合戦しびれる!

  • 時は武田家衰退期
    そして、真田昌幸の世代である

    '真田太平記'なので、その前の世代から始まると思ったんだが、違ってがっかりしつつも、武田家の栄枯盛衰に触れながらの出だしにのめり込んでいった

    第一巻は本能寺の変の発生まで。
    真田家に深く関わって行くもの達が集まりつつある様子が描かれている

    さて、遂に手を出してしまったこのシリーズ(^^;)
    一気に読むんだろうな
    そのための連休でもないんだが

  • 真田幸村。

  • 寝る前に寝床で読む本。長い小説がいいかなあと思い、積ん読本の中からチョイス。巻1は武田家の滅亡から本能寺の変まで。地元浜松の川や地名が出てきて、親近感を覚えました。

  • <文庫全12巻を通してのレビュー>

    天正10(1582)年3月、織田・徳川連合軍によって戦国随一の精強さを誇った武田軍団が滅ぼされ、宿将真田昌幸は上・信二州に孤立、試練の時を迎えたところからこの長い物語は始まる。
    武勇と知謀に長けた昌幸は、天下の帰趨を探るべく手飼いの真田忍びたちを四方に飛ばせ、新しい時代の主・織田信長にいったんは臣従するのだが、その夏、またも驚天動地の事態が待ち受けていた。


    以前から真田氏に興味があったので、シリーズ全巻、一気に読み進めちゃいました。
    たぶんこれで、真田マニアの仲間入りです。
    父:昌幸と兄:信幸、弟:信繁(幸村)の誰一人が欠けても、真田家の名前をここまで残すことは出来なかったと思います。
    上田城での徳川との合戦の部分で痛快な思いをし、二手に分かれた関が原ではヒヤヒヤしながら読んだり、大坂の陣の部分は涙を流しながら読んだりと、とにかく感情がいっぱいあふれてきました。
    たとえ敵味方に分かれても親子は親子、兄弟は兄弟。真田家のその絆に感動したり、陰で支えてくれた本多平八郎忠勝に感謝をしたり、自分がその中の一部であるかのように思いで読み終えました。
    真田の草の者たちの活躍も当然のごとく素晴らしく、歴史の陰に彼らの活躍がたくさんあるのだということを思い知りました。

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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