真田太平記(二)秘密 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (484ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156354

感想・レビュー・書評

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  • 天下は豊臣秀吉の物になります。
    豊臣と徳川の小牧・長久手の戦い。豊臣秀吉と、徳川家康それぞれの思惑。
    真田家は周辺を大国の上杉、北条、徳川に囲まれています。
    豊臣と徳川が和睦したため、真田家にまた危機が。
    真田昌幸は、目に入れても痛くない次男坊の源次郎信繁を上杉の人質に出すことにします。
    昌幸と信繁は上杉家当主景勝から人質以上の扱いを受け、景勝に対して強烈な印象を持ちます。

    二巻副題「秘密」は、真田家の若者たちの出生のこと。
    こちらの小説では、真田昌幸の長男源三郎信幸は昌幸正室山手殿の子、
    一つ年下の源二郎信繁は別の女の子供となっています。
    そして次男が源二郎、長男が源三郎と言うことから、実は…と場内でも囁かれています。
    さらに彼らの姉の母は別の女性?…さらに物語には出てこない子供たちもいる様子。

    そして小説内では重要な人物として、信幸と信繁兄弟の従兄弟樋口角兵衛がいます。角兵衛は、真田兄弟の母山手殿の妹、久野とその夫の息子。しかし本当の父親は真田昌幸です。十代の頃から体が大きく力に溢れ、怒り出すと手が付けられない。
    NHKドラマでは角兵衛は榎木孝明さん。初期に自分の父は昌幸と知り「俺も大殿の息子なんだから城持ちになってもいいはずだ!それなのになぜ俺ばかり差別される!」…という理由があって暴れているのですが、小説では自分の出生を知らないのでただただ生まれ持っての性質として狂いの要素があったようです。

    真田家が迎えようとする戦闘の予感を含ませて二巻終了。

  • まだ好みの登場人物が登場していない。
    この後に期待。
    ストーリーは文句なしに引き込まれる。

  • 第二巻は、本能寺の変以後の秀吉・家康の確執から起こった小牧・長久手の戦いと、真田昌幸が上田城を築城するところまで。一人一人の登場人物に圧倒的な存在感がある。

  • 【読了メモ】二巻、登録し忘れていた。もちろん読んでいます。

  • サクサクっと読めるのがいいですね

  • 源二郎出生の秘密、小牧・長久手の戦い、向井佐平次結婚、源次郎初セックス、源二郎春日山へ人質に

  • 2017.1.25
    源二郎、角兵衛、中世特有の出生に関わる内紛。小牧、長久手で秀吉と家康の対峙。秀吉と勝手に和睦する信雄。それに表立っては意義を唱えない老練な家康。中央での動きを踏まえ、真田家もどう動くか?
    真田の敵は北条。北条と徳川は同盟。沼田を北条に渡す約束。真田は拒否。北条と一戦に備え、越州の上杉に接近。上杉は秀吉傘下。上杉は真田と同盟。秀吉、上杉、真田ラインが生まれる。

  • 風雲急を告げる第二巻。

    本能寺変後の信長の後継争いから
    幸村が人質に出されるまでを描く。
    真田丸ではきっちりと描いていた
    天正壬午の乱は飛ばされている。

    幸村、佐平治、お江、もよの間が
    もっとドロドロするかと思ったが、
    あっさり。これぐらいで丁度いい。

    幸村とは複雑な関係の樋口角兵衛や、
    意外な形で登場した十勇士のあの人が、
    今後どういう活躍をするのか楽しみ。

    先週、真田丸は最終回を迎えたが、
    5月頃からこの小説を読み始めたのに、
    まだ二巻目で、当時の話にすら
    追いついていないという事実・・・
    本を読むスピードが下がっているなあ
    と、どうでも良い自分語りをしてみる。

  •  昌幸の好色が御家騒動の火種を生む。それを阻むのは源二郎幸村。煩悩を抑えきれぬ親(実に人間臭くて良いが)に比して、よくできた子供たちだ。戦場、政事の場面での源三郎信幸も然り。

     信幸と幸村らの行く末を知っている者からすれば、昌幸の反家康感情、そして、信幸の冷静さとこれに畏怖する昌幸の構図は、後の暗示、伏線と十分感じれるはず。

     中央では小牧・長久手の合戦期だが、真田近辺は合戦なし。が、本巻で示されるのは、個々の登場人物のエピソードを踏まえつつなされる性格描写。

     後の展開に十分繋がる、万全の静の巻である。

  • 20161125
    真田昌幸の世渡り絵巻、のみならず、秀吉、家康を中心に、世の趨勢が極まる前夜の智謀作略・心理戦が見事に展開する。奔流の中、源三郎と源二郎の心身の成長が、物語への期待を嫌が応にも高める第2巻。

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著者プロフィール

1923年東京浅草生まれ。60年「錯乱」で直木賞受賞。77年「鬼兵犯科帳」「剣客商売」「仕掛人藤枝梅安」の三シリーズで吉川英治文学賞を受賞した。90年没。

「2017年 『西郷隆盛 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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