人斬り半次郎 賊将編 (新潮文庫)

著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (1999年7月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (548ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101156798

人斬り半次郎 賊将編 (新潮文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 薩摩の極貧武士の幕末、維新の活躍と凋落を通して、この激動の時代の流れを感じ、雰囲気を垣間見れる、とても面白い作品。
    今の大河ドラマでやってる西郷どんと被る所があるので、より一層面白く感じます。
    西郷隆盛はその人望の厚さが納得できるくらい、度量の大きい人なんだなと思いました。

  • 今回の賊将編の方が、面白い。西郷さんや大久保さんや木戸さんとのやりとりもたくさんあり、なかなが良かった。ただ、孝明天皇崩御のくだりは、正直ゾクッとしました。また、西南戦争時の熊本城焼失のお話なども面白い。

  • 「人斬り半次郎」池波正太郎◆幕末に活躍した人斬り半次郎こと、中村半次郎の生涯。うーん…正直あまり彼の魅力が伝わってこなかった…。どこからが創作なのかは分からないけれど、女好きの調子乗りみたいなキャラで。この人が時代を変えた!という人ではないから書きにくいのかもしれないけれど。

  • 静の西郷に動の桐野。対照的な師弟を軸に描かれます。
    「西郷をあやまらせたのはおはんたち」、この通りの桐野です。
    女に酒、西郷への盲目的な服従。
    桐野独自の意見が無く思慮も浅いので主人公としては物足りない。
    けれど、岩倉や大久保など権謀術数に長けた魑魅魍魎の中で格好良くもあります。
    豪傑桐野の一代記でした。

  • 維新成った後の半次郎改め桐野利秋の激動の時代の後半生が描かれる。利秋が惚れ、従った西郷隆盛も時代の混乱と維新後の国づくりの中で薩摩隼人としての描かれ方がイイ。
    作品の最後で佐土原英助が言う一言がまたイイ。「桐野どん。おはんな、この世に遅く生まれすぎた人でごわすなあ・・・おはんな、豪傑ごわす。もしも秀吉や信長の世に生まれちょったら、賊将の汚名も着ずにすんだろうに・・・・・」

  • 幕末編は世間から認められない半次郎に肩入れして読んだが、賊将編の半次郎は嫌い。

  • 保有状況:所有&購入日:40670&購入金額:740

  • 維新後、半次郎が桐野利秋と名を変え、陸軍少将になった絶頂の時代から、西南戦争で戦死するまでの物語。西郷隆盛が幕末編よりもクローズアップされている。下手をすれば西郷隆盛が主人公といってもおかしくないくらいに。桐野利秋の存在感が少し薄くなっているような気がする。しかし、この本で西郷隆盛に興味をもつことができたので良し。

  • 人斬りとして名を馳せ、のちに陸軍少将となった薩摩藩の中村半次郎の生涯を描いた小説。
    幕末の人斬りとしては岡田以蔵、田中新兵衛なども有名だが明治維新を迎えられたのは中村半次郎だけではないか?西郷隆盛の右腕として働き、低い身分から剣の腕前で立身出世した彼には惹かれるものが多い。
    司馬遼太郎の翔ぶが如くで彼に興味を持ち、この作品を読んだが彼のことを良く知ることができた。
    強いて言えば、西南戦争時の描写は西郷隆盛に焦点を当てられており、桐野利秋こと中村半次郎についての記述が少なかったことが個人的には物足りなかった。

  • 明治維新の熱とその速度を改めて知った。半次郎は将としては失格だと思うが人間的にはまっすぐでおもしろいね。扱いにくそうであるけど。
    しかし、この維新を成し遂げたのが30代の人物が中心という事を改めて知って驚嘆した。200年以上続いた体制を変えるだけでなく、新しい国を創る礎を造るって想像もつかない苦労と困難があったはずであろう。

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