二十番斬り (新潮文庫―剣客商売)

著者 : 池波正太郎
  • 新潮社 (2003年2月1日発売)
3.87
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  • 22レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101157450

二十番斬り (新潮文庫―剣客商売)の感想・レビュー・書評

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  • 本書に収録された最初の一編「おたま」のほのぼのとした話から一転、特別長編「二十番斬り」はハラハラの連続だ。まず、小兵衛の身体的な不安(目眩)。次にかつての門弟と連れの幼児、大身旗本の家老、側用人の暗躍、三冬の父でもある田沼意次絡みの騒動と、まさに次々と起きる出来事に小兵衛の焦りが読者にも感染する。終盤で旗本抱え屋敷で十九人を斬って倒した様は、テレビ時代劇の殺陣を見ているようだった。解説も全て読んで読了としているが、常盤氏に影響されて小兵衛の目眩が著者・池波氏の体調不良ではと思ったのは書いておかねばなるまい

  • (^.^)

  • おたまは猫好きにはたまらない。さらっと読めるエンターテイメント。

  • 田沼意次が活躍したころの江戸時代中期に、剣術ひとすじに生きた剣客父子の活躍を描いた池波正太郎の代表作の一つ。
    主人公が若かった頃に関わった人物が登場する事件を解決していくが、その一方で老中の田沼が窮地に追い込まれていく時代背景も描いている。シリーズの中で読み残していた15巻をようやく読み終えた。

  • シリーズ第15弾。
    頭に「おたま」という短編を登場させ、「二十番斬り」は読みごたえのある長編です。秋山小兵衛も年齢を重ね、読み進むうちに読者に不安も・・・。でも、小兵衛はさすがスゴイ剣客です。

  • 1/10〜1/11

  • 短編「おたま」が好き。猫好きにはたまらん。

  • 嘘臭くないほら噺について、気になり出すと、池波ワールド自体が胡散臭く感じます。

  • 秋山小兵衛 66歳 おはる 26歳。
    立ちくらみがする年頃となった。

    井関助太郎が 豊松という子供を携え
    小兵衛の家にやってきた。
    井関助太郎の父 井関平左衛門は 同じ門下生だった。
    その因縁から 助太郎を助けようと 獅子奮迅の努力をする小兵衛。

    小兵衛が 老人になったと感じ
    先妻のお貞が 夢で出迎えにくるようにまでなった。
    66歳。そのチカラを 発揮する。
    剣客商売も終わりに近づく。

    作者と小兵衛の年齢が近づくことで、
    老いることへに抗う姿が見える。

  • 時代小説。「剣客商売」シリーズ第15弾。短編1作と長編。

    「おたま」 かしこい猫がいたものだ。
    この剣客シリーズで何作か猫の話があるのだが、小兵衛やおはるが猫好きなのかどうか食い違うような気もする。

    「二十番斬り」

    昔の弟子、井関助太郎が小兵衛宅へ逃げ込んでくる。連れていたのは豊松という小さな男の子。二人を追ってくる者たちからかくまうが、助太郎は仔細を言わない。
    一方、三冬の父、意次は時代の流れにて窮地に立たされる・・。

    冒頭で「やっと老人の体になったしるし」の眩暈に襲われた小兵衛。
    シリーズはこの巻で終わりのよう。
    この後の小兵衛や大治郎たちはどう生きたのだろう。分からないけれど想像するのは楽しい。しかし寂しい。
    (かと思ったら、16もありました。得した気分です)

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