ちはやふる奥の細道 (新潮文庫)

  • 新潮社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (303ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101158150

感想・レビュー・書評

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  • 私にはこの本を読む資格がないと悟った。なぜなら芭蕉を理解してないのです。それなのにそれなのに米国の新進気鋭の日本文化研究者の芭蕉論を読んでしまうなら、
    本物の芭蕉を誤解したまま学習の可能性がある。ウィリアムさん御免なさい!
    訳者の小林さん御免なさい。いつの日かきっと読破

  • 落語の「ちはやふる」との関連は、「無茶苦茶な解釈」。
    そういうところが確かに筒井康隆的。小学生か中学生の頃に買って読もうと思ったが、歯が立たなかった。ある程度の知識を前提にしないとパロディは成り立たない。

  • ガイジンから見た奥の細道、という設定。これもパスティーシュに入るのか?うーん面白かった。途中からガイジンの妄想上の奥の細道物語に入っていくのだけれど、読んでるうちにそういう奥の細道もありかもしれない、と(ニヤニヤしながら)思わせてしまうのが作者の凄いところ。だと思う。

    しかし昨今のラノベにおける細道パスティーシュもの(少ないけど)の芭蕉は大体この本の芭蕉のような感じですよ、ね。それか極端に影が薄いか(代わりに曾良の存在感が凄い)。うーん、どうせ細道のパスティーシュを書くんだったらこれくらい説得力のある(?)ものを書いて欲しいなあ。ギャグマンガ日和は別としてw

  • 2012/01/07に購入、2冊目

  • びろーん。

  • 知的コメディー。小林信彦ってしゃれてる。設定もおかしけりゃ、芭蕉って本当にそうかもしれないと思いはじめる。

  • 小林が W.C.フラナガンという米人を僭称して書いたもの.

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著者プロフィール

小林信彦 昭和7(1932)年、東京生れ。早稲田大学文学部英文科卒業。翻訳雑誌編集長から作家になる。昭和48(1973)年、「日本の喜劇人」で芸術選奨新人賞受賞。平成18(2006)年、「うらなり」で第54回菊池寛賞受賞。

「2019年 『大統領の密使/大統領の晩餐』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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